工藤会本部 北九州市が差し押さえ完了
北九州市は20日午後、特定危険指定暴力団・工藤会の本部事務所を、地方税法に基づいて進めていた固定資産税の滞納による差し押さえ手続きを完了した。工藤会側が滞納、延滞分を支払わなければ、市は土地・建物を公売にかけることとなり、本部事務所の撤去が進む。
関係者によると、滞納額は総額で約800万円に上り、工藤会側は地方税法に基づく督促などにも応じてこなかった。一方で、工藤会側は約1年前、県警に本部事務所を売却する意向を示していた。
本部事務所は1971年建設。小倉北区の都心部に立地し、工藤会トップの野村悟被告(72)=組織犯罪処罰法違反などの罪で起訴=が代表取締役を務める法人が所有する。野村被告らは市民への襲撃事件で被害者側から2億円近い損害賠償を求められていて、本部事務所の売却金が原資にあてられる可能性がある。
本部事務所は、県警が着手した「壊滅作戦」後の2014年11月以降、暴力団対策法に基づく使用制限命令で、組員の出入りは禁じられている。

関係者によると、滞納額は総額で約800万円に上り、工藤会側は地方税法に基づく督促などにも応じてこなかった。一方で、工藤会側は約1年前、県警に本部事務所を売却する意向を示していた。
本部事務所は1971年建設。小倉北区の都心部に立地し、工藤会トップの野村悟被告(72)=組織犯罪処罰法違反などの罪で起訴=が代表取締役を務める法人が所有する。野村被告らは市民への襲撃事件で被害者側から2億円近い損害賠償を求められていて、本部事務所の売却金が原資にあてられる可能性がある。
本部事務所は、県警が着手した「壊滅作戦」後の2014年11月以降、暴力団対策法に基づく使用制限命令で、組員の出入りは禁じられている。

山口組3団体が今年最後の会合
指定暴力団・山口組、神戸山口組、任侠山口組の3団体が13日にそれぞれ神戸市や長野県上田市で今年最後の会合を開くとの情報を受け、兵庫、長野両県警が関連施設の警戒に当たった。「事始め」に当たるこの日は、各団体の直系組長らが全国から出席し、 年内最後の会合を開くのが恒例となっていて、新年の方針などが確認されたとみられる。
13日午前、神戸市灘区の山口組総本部には、組幹部が乗っているとみられる車が次々と到着。神戸市中央区の神戸山口組本部でも兵庫県警の捜査員が目を光らせる中、組関係者が集まった。
任侠山口組の会合場所とみられている上田市の傘下組織の事務所前には長野県警の機動隊員ら約50人が立ち、到着した組関係者のボディーチェックをしていた。。事務所前の道路を車両通行止めにするなど厳戒態勢を敷いていて、近くの北小学校では登校時に事務所の近くを通らないよう通学路を変更した。

13日午前、神戸市灘区の山口組総本部には、組幹部が乗っているとみられる車が次々と到着。神戸市中央区の神戸山口組本部でも兵庫県警の捜査員が目を光らせる中、組関係者が集まった。
任侠山口組の会合場所とみられている上田市の傘下組織の事務所前には長野県警の機動隊員ら約50人が立ち、到着した組関係者のボディーチェックをしていた。。事務所前の道路を車両通行止めにするなど厳戒態勢を敷いていて、近くの北小学校では登校時に事務所の近くを通らないよう通学路を変更した。

ミナミ最大の半グレ「アビス」50人以上を逮捕 他店襲撃やぼったくり
大阪府警南署は12日までに、大阪附ミナミの繁華街でぼったくり店を営んだり、ライバル店を襲撃したりしたとして、ミナミを拠点とする最大規模の半グレ集団「アビス」のメンバーら、男女計50人以上を、傷害や凶器準備結集などの容疑で逮捕・書類送検した。
傷害などの罪で逮捕・起訴されたのは「アビス」ナンバー2の野口直人被告(20)や、アビスメンバーの岩尾奏良被告(20)など計55人。
岩尾被告らは今年6月、アビスグループが経営する大阪市中央区のガールズバーで20代の男性客3人が飲食代65万円を請求され支払いを拒否した後、従業員に監禁されて顔面を殴るなどして重軽傷を負わせたとされている。警察はグループの経営するバー約20店舗を無許可で営業していた疑いで摘発した。
また今年8月には野口被告(20)らが大阪市中央区で対立する半グレ「O7」(アウトセブン)が経営するガールズバーに金属バットなどを持って集まり、催涙スプレーを噴射する暴行を加えたとされている。10月にはリーダーの少年(当時19)も暴行などの疑いで逮捕・起訴された。
リーダーの少年は暴走族出身で、約3年前にアビスを結成。幹部12人にガールズバーの経営を競わせ、各店で利益の半額程度を上納するように指示。目標額に達しなかった幹部らは暴行を受けたという。上納額は月に約2000万円に及び、リーダーは月30万~50万円を、指定暴力団・任侠山口組系組織に渡していたとみられる。アビスは11月、府警に解散届を提出した。リーダーの少年は調べに対し「アビスなんて知らない」と否認している。
グループは「アビス」と呼ばれ、元暴走族のメンバーら未成年を含む男女約120人が所属。「アビス」が経営するガールズバー約20店舗では、去年からの約1年でぼったくりの被害相談が150件にのぼるなど、料金トラブルが相次いでいた。売上は毎月5000万円以上に上るとみて実態解明を進めている。
傷害などの罪で逮捕・起訴されたのは「アビス」ナンバー2の野口直人被告(20)や、アビスメンバーの岩尾奏良被告(20)など計55人。
岩尾被告らは今年6月、アビスグループが経営する大阪市中央区のガールズバーで20代の男性客3人が飲食代65万円を請求され支払いを拒否した後、従業員に監禁されて顔面を殴るなどして重軽傷を負わせたとされている。警察はグループの経営するバー約20店舗を無許可で営業していた疑いで摘発した。
また今年8月には野口被告(20)らが大阪市中央区で対立する半グレ「O7」(アウトセブン)が経営するガールズバーに金属バットなどを持って集まり、催涙スプレーを噴射する暴行を加えたとされている。10月にはリーダーの少年(当時19)も暴行などの疑いで逮捕・起訴された。
リーダーの少年は暴走族出身で、約3年前にアビスを結成。幹部12人にガールズバーの経営を競わせ、各店で利益の半額程度を上納するように指示。目標額に達しなかった幹部らは暴行を受けたという。上納額は月に約2000万円に及び、リーダーは月30万~50万円を、指定暴力団・任侠山口組系組織に渡していたとみられる。アビスは11月、府警に解散届を提出した。リーダーの少年は調べに対し「アビスなんて知らない」と否認している。
グループは「アビス」と呼ばれ、元暴走族のメンバーら未成年を含む男女約120人が所属。「アビス」が経営するガールズバー約20店舗では、去年からの約1年でぼったくりの被害相談が150件にのぼるなど、料金トラブルが相次いでいた。売上は毎月5000万円以上に上るとみて実態解明を進めている。
生活保護費不正受給 任侠山口組系組長を逮捕
兵庫県警灘署は、およそ3年間に渡り生活保護費を不正に受給していたとして先月、指定暴力団・任侠山口組系組長を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは任侠山口組系二次団体組長、酒井菜津樹容疑者(48)。
県警によると、酒井容疑者は平成24年から27年にかけて、知人ら2人などから援助や借金の返済を受けるなど収入があったにも関わらず、それを申告せずに兵庫県神戸市の東灘区役所から生活保護費およそ260万円を不正に受け取った疑いが持たれている。
この期間、酒井容疑者は組を破門されていて、暴力団組員ではなかったため生活保護を受けることはできたが、収入があったためその分を申告し返還する義務があったのに怠っていた。
調べに対し酒井容疑者は容疑を認めていて「少しくらいならいいかという気持ちで申告しなかった」と供述している。

逮捕されたのは任侠山口組系二次団体組長、酒井菜津樹容疑者(48)。
県警によると、酒井容疑者は平成24年から27年にかけて、知人ら2人などから援助や借金の返済を受けるなど収入があったにも関わらず、それを申告せずに兵庫県神戸市の東灘区役所から生活保護費およそ260万円を不正に受け取った疑いが持たれている。
この期間、酒井容疑者は組を破門されていて、暴力団組員ではなかったため生活保護を受けることはできたが、収入があったためその分を申告し返還する義務があったのに怠っていた。
調べに対し酒井容疑者は容疑を認めていて「少しくらいならいいかという気持ちで申告しなかった」と供述している。

詰めた小指見せ恐喝「何百件もやった」 山口組系元組員を逮捕
警視庁本所署は「指詰め」をした小指部分を見せて男性から現金を脅し取ったとして、指定暴力団・山口組系元組員で無職、渋谷英雄容疑者(49)=茨城県牛久市刈谷町=を恐喝容疑で逮捕した。「何百件もやった」などと容疑を認めており、同署は他に同様の被害がないかを調べる。
逮捕容疑は6月8日夜、東京都墨田区江東橋のJR錦糸町駅近くの路上で、通行人の20代の男性3人に対し、「たばこの灰がかかった」などと因縁をつけ、欠損した左手の小指部分を見せて「俺はこういう世界にいる」などと脅迫し、クリーニング代などとして3人から計7万円を受け取ったとしている。
目撃情報や、現場周辺の防犯カメラの画像などから浮上した。

逮捕容疑は6月8日夜、東京都墨田区江東橋のJR錦糸町駅近くの路上で、通行人の20代の男性3人に対し、「たばこの灰がかかった」などと因縁をつけ、欠損した左手の小指部分を見せて「俺はこういう世界にいる」などと脅迫し、クリーニング代などとして3人から計7万円を受け取ったとしている。
目撃情報や、現場周辺の防犯カメラの画像などから浮上した。

みかじめ料巡り女性スカウトを脅迫 住吉会系幹部ら5人を逮捕
埼玉県警大宮駅周辺地区暴力団壊滅集中取締本部は7日、さいたま市で女性をスカウトしていた男性4人を脅したとして、指定暴力団・住吉会系幹部ら5人を強要未遂の疑いで逮捕した。
強要未遂で逮捕されたのは住吉会系幹部、比嘉雄樹容疑者(34)=さいたま市大宮区天沼町2丁目=と、同組員の無職の男(32)=同市見沼区中川=、暴力行為法違反の疑いで、他の男3人を逮捕した。認否を明らかにしていない。
比嘉容疑者ら5人は10月11日午後8時ごろから9時ごろまでの間、JR大宮駅のコンコースで女性をスカウトしていた男性4人に対し、胸ぐらをつかむなど暴行を加えたり「さらってやる。大宮でやりませんと一筆書け」などと脅したりした疑いが持たれている。
警察によると、比嘉容疑者らは男性らがみかじめ料を払わずに飲食店の女性従業員に声を掛けたことを理由に、男性らを脅していたという。
警察は7日朝からJR大宮駅近くにある比嘉容疑者らが所属する暴力団事務所を捜索し、関係資料を押収した。

強要未遂で逮捕されたのは住吉会系幹部、比嘉雄樹容疑者(34)=さいたま市大宮区天沼町2丁目=と、同組員の無職の男(32)=同市見沼区中川=、暴力行為法違反の疑いで、他の男3人を逮捕した。認否を明らかにしていない。
比嘉容疑者ら5人は10月11日午後8時ごろから9時ごろまでの間、JR大宮駅のコンコースで女性をスカウトしていた男性4人に対し、胸ぐらをつかむなど暴行を加えたり「さらってやる。大宮でやりませんと一筆書け」などと脅したりした疑いが持たれている。
警察によると、比嘉容疑者らは男性らがみかじめ料を払わずに飲食店の女性従業員に声を掛けたことを理由に、男性らを脅していたという。
警察は7日朝からJR大宮駅近くにある比嘉容疑者らが所属する暴力団事務所を捜索し、関係資料を押収した。

「住吉会」傘下の関係先ビルでドアに弾痕 歌舞伎町
6日午前10時ごろ、東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルで、男性から「拳銃の弾痕がある」と警視庁新宿署に通報があった。駆けつけた署員がビル4階の一室の玄関ドアに拳銃が撃ち込まれた跡のようなもの2カ所を確認した。警察官が駆けつけた際、部屋に人はおらず、けが人も出ていないという。

歌舞伎町のビル4階の
ドアに弾痕
5日夜に関係者の男性が部屋を出た時には跡はなかったという。不在の時間帯に撃ち込まれたとみられる。近くには銃弾のようなものが2つ落ちており、同署は発砲事件とみて、銃刀法違反や器物損害などの容疑を視野に詳しい経緯を調べている。
同署によると、現場の部屋は指定暴力団・住吉会系幸平一家傘下「加藤連合会」の関係先。弾痕は最近ついたものとみられるが、発砲音などの通報はなかったという。


歌舞伎町のビル4階の
ドアに弾痕
5日夜に関係者の男性が部屋を出た時には跡はなかったという。不在の時間帯に撃ち込まれたとみられる。近くには銃弾のようなものが2つ落ちており、同署は発砲事件とみて、銃刀法違反や器物損害などの容疑を視野に詳しい経緯を調べている。
同署によると、現場の部屋は指定暴力団・住吉会系幸平一家傘下「加藤連合会」の関係先。弾痕は最近ついたものとみられるが、発砲音などの通報はなかったという。

「東組」系幹部の自宅に拳銃4丁と実弾
大阪市の指定暴力団・東組系組幹部の自宅で、拳銃4丁と複数の実弾が見つかった。大阪府警平野署は銃刀法違反の疑いもあるとみて、この幹部から事情を聴く方針。拳銃の殺傷能力の有無なども調べる。
捜査関係者によると、幹部が関わった別事件の関係先として、府警が5日夜にこの住宅を家宅捜索し発見した。

捜査関係者によると、幹部が関わった別事件の関係先として、府警が5日夜にこの住宅を家宅捜索し発見した。

「神戸山口組」本拠地 神戸の事務所に変更 国家公安委
兵庫県公安委員会は、指定暴力団・神戸山口組について兵庫県淡路市の組事務所に代わり、神戸市中央区のビルにある組の拠点事務所を新たに「主たる事務所」と認定した。7日にも兵庫県公安委員会が官報で公示する見通し。
神戸山口組は平成27年に結成。翌28年4月に暴力団対策法の規制対象となる指定暴力団に指定され、国家公安委から淡路市の事務所を「主たる事務所」と認定された。ところが、淡路市の事務所は昨年10月の神戸地裁による仮処分決定で組側の使用が禁じられ、閉鎖に追い込まれた。
捜査関係者によると、神戸の拠点事務所は昨年3月に組側が取得。国家公安委では指定暴力団の更新期限を来春に控え、直系組長を集めた定例会が開かれるなどしていることから、神戸の事務所に本拠機能があると判断した。

神戸山口組は平成27年に結成。翌28年4月に暴力団対策法の規制対象となる指定暴力団に指定され、国家公安委から淡路市の事務所を「主たる事務所」と認定された。ところが、淡路市の事務所は昨年10月の神戸地裁による仮処分決定で組側の使用が禁じられ、閉鎖に追い込まれた。
捜査関係者によると、神戸の拠点事務所は昨年3月に組側が取得。国家公安委では指定暴力団の更新期限を来春に控え、直系組長を集めた定例会が開かれるなどしていることから、神戸の事務所に本拠機能があると判断した。

「免許取り消し中で…」 あて逃げで住吉会系組員逮捕
警視庁戸塚署は6日、東京都新宿区で無免許で車を運転して信号無視をした後に事故を起こし、現場から立ち去ったとして暴力団組員を逮捕した。

荒尾泰樹容疑者
逮捕されたのは指定暴力団・住吉会傘下組員、荒尾泰樹容疑者(22)。
荒尾容疑者は7月、無免許で車を運転して北新宿の交差点で信号を無視した後、高田馬場で信号待ちをしていた反対車線の車と衝突する事故を起こした疑いが持たれている。
警視庁によると、荒尾容疑者は親から借りた車で事故を起こしていて、現場に車を残したまま立ち去っていた。取り調べに対し、「免許取り消し中で焦って逃げた」などと容疑を認めている。


荒尾泰樹容疑者
逮捕されたのは指定暴力団・住吉会傘下組員、荒尾泰樹容疑者(22)。
荒尾容疑者は7月、無免許で車を運転して北新宿の交差点で信号を無視した後、高田馬場で信号待ちをしていた反対車線の車と衝突する事故を起こした疑いが持たれている。
警視庁によると、荒尾容疑者は親から借りた車で事故を起こしていて、現場に車を残したまま立ち去っていた。取り調べに対し、「免許取り消し中で焦って逃げた」などと容疑を認めている。

携帯電話を詐取未遂 稲川会系組幹部を逮捕
神奈川県警暴力団対策課は5日、偽造した運転免許証を使って携帯電話をだまし取ろうとしたとして、指定暴力団・稲川会系「二代目杉浦一家」傘下「砥川組」幹部、吉田弘之容疑者(57)=横浜市神奈川区台町=を偽造有印公文書行使と詐欺未遂の容疑で、逮捕した。容疑を否認している。
逮捕容疑は平成29年11月14日、別の男2人と共謀し、横浜市中区の携帯電話販売店で、偽造した運転免許証を使って、携帯電話1台を購入しようとしたとしている。販売店店員が偽造に気付き、その場で県警伊勢佐木署に通報したため、目的は遂げなかった。
同課によると、吉田容疑者は男1人に運転免許証を偽造させ、金融機関をだまして19の口座を開設。29年10月ごろから今年5月ごろまでに、これらを使って携帯電話販売店から携帯電話120台を詐取したうえ、うち33台を買い取り業者に転売し、約180万円を不正に得ていた。
同課が関係先から押収した押収物の中からは、特殊詐欺被害の振込先として確認されている口座の通帳も発見されたという。

逮捕容疑は平成29年11月14日、別の男2人と共謀し、横浜市中区の携帯電話販売店で、偽造した運転免許証を使って、携帯電話1台を購入しようとしたとしている。販売店店員が偽造に気付き、その場で県警伊勢佐木署に通報したため、目的は遂げなかった。
同課によると、吉田容疑者は男1人に運転免許証を偽造させ、金融機関をだまして19の口座を開設。29年10月ごろから今年5月ごろまでに、これらを使って携帯電話販売店から携帯電話120台を詐取したうえ、うち33台を買い取り業者に転売し、約180万円を不正に得ていた。
同課が関係先から押収した押収物の中からは、特殊詐欺被害の振込先として確認されている口座の通帳も発見されたという。
