暴力団事件の協力者 報復を避け異例の氏と名を変更
暴力団関連事件の捜査に協力した男性が、暴力団の報復を避けるため東京家裁に戸籍上の氏と名の変更を申し立てたところ、両方の変更を認められたことが明らかになった。
専門家によると、氏と名の両方の変更が認められるケースは異例という。男性は「自分と同じような不安を他の人が抱えないよう、捜査協力者の氏名変更を容易にすべきだ」と訴える。
男性や代理人弁護士によると、男性は過去に暴力団に関係するグループに長期間所属していた。ある事件で捜査当局は男性に協力させ、グループのトップの逮捕にこぎ着けた。捜査の過程で男性も逮捕され、有罪判決を受けた。
専門家によると、氏と名の両方の変更が認められるケースは異例という。男性は「自分と同じような不安を他の人が抱えないよう、捜査協力者の氏名変更を容易にすべきだ」と訴える。
男性や代理人弁護士によると、男性は過去に暴力団に関係するグループに長期間所属していた。ある事件で捜査当局は男性に協力させ、グループのトップの逮捕にこぎ着けた。捜査の過程で男性も逮捕され、有罪判決を受けた。
「工藤会」標章店経営者襲撃 傷害で起訴 幹部の殺意認めず
>>関連記事
北九州市で2012年9月、暴力団組員の立ち入りを禁じる標章を掲示した飲食店経営会社役員の男性が刃物で刺され重傷を負った事件で、福岡県警が4月に殺人未遂容疑で逮捕した、特定危険指定暴力団・工藤会ナンバー3の理事長で、「五代目田中組」組長・菊地敬吾被告(45)=組織犯罪処罰法違反の罪などで起訴=について、福岡地検は2日、傷害罪で起訴した。
4月に逮捕された他の3人も2日までに傷害罪で起訴した。同罪の適用について地検は「捜査で新たな事実が分かり、傷害事案と判明した。殺意を認定すべき材料がなかった」としている。認否は明らかにしていない。
起訴状によると共謀して12年9月26日、同市小倉北区下到津1のマンション敷地内で男性の腰などを刃物で刺したとしている。
地検は起訴した4人のうち元工藤会系組幹部の黒木洋児被告(38)を事件の実行役と特定して起訴した。
事件を巡って殺人未遂罪で福岡地裁に起訴していた工藤会系組幹部ら4人についても、傷害罪への訴因変更を地裁に請求した。
北九州市で2012年9月、暴力団組員の立ち入りを禁じる標章を掲示した飲食店経営会社役員の男性が刃物で刺され重傷を負った事件で、福岡県警が4月に殺人未遂容疑で逮捕した、特定危険指定暴力団・工藤会ナンバー3の理事長で、「五代目田中組」組長・菊地敬吾被告(45)=組織犯罪処罰法違反の罪などで起訴=について、福岡地検は2日、傷害罪で起訴した。
4月に逮捕された他の3人も2日までに傷害罪で起訴した。同罪の適用について地検は「捜査で新たな事実が分かり、傷害事案と判明した。殺意を認定すべき材料がなかった」としている。認否は明らかにしていない。
起訴状によると共謀して12年9月26日、同市小倉北区下到津1のマンション敷地内で男性の腰などを刃物で刺したとしている。
地検は起訴した4人のうち元工藤会系組幹部の黒木洋児被告(38)を事件の実行役と特定して起訴した。
事件を巡って殺人未遂罪で福岡地裁に起訴していた工藤会系組幹部ら4人についても、傷害罪への訴因変更を地裁に請求した。