キャバクラ経営者 「山健組」系組員に用心棒代支払いで勧告
兵庫県公安委員会は18日、5年間にわたり指定暴力団・神戸山口組系「山健組」系の組員に用心棒代を支払っていたとして、県暴力団排除条例に基づき、受け取った山健組傘下組員と、神戸・三宮の歓楽街でキャバクラやガールズバーを運営する2社に今後利益供与を行わないよう勧告した。
県警暴力団対策課によると、2社は2011年12月ごろ~今年1月ごろ、計380万円を用心棒代として組員に手渡していたという。2社を経営する男性は同期間中、キャバクラやガールズバーを同地区で5~7店展開し、1店当たり年間10万円の支払いを組員に持ち掛けていた。実際にトラブルの解決を依頼したことはなかったが、2社の社長を務める男性は「これから暴力団が必要になると思った」と県警に説明したという。
今年5月末に県警が立ち上げた「歓楽街特別暴力団対策隊」(特暴隊)の一斉調査で発覚。一連の調査では、三宮の飲食店のうち少なくとも約150店舗が昭和60年代以降、みかじめ料や用心棒代として2億円超を山健組側に支払っていたことが判明している。
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元警部襲撃事件の送迎役 懲役18年8月支持 組員側控訴棄却
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特定危険指定暴力団「工藤会」が起こしたとされる一連の一般人襲撃事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などに問われた工藤会系「田中組」元幹部、和田和人被告(38)の控訴審で、福岡高裁(野島秀夫裁判長)は18日、懲役18年8月とした1審・福岡地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
控訴審で弁護側は元福岡県警警部銃撃事件での共謀を否定し、無罪を主張。歯科医師刺傷事件では殺意を否認し傷害罪にとどまるとしていた。検察側は控訴棄却を求めていた。
和田被告は両事件で実行役をバイクで送迎したとされる。1審判決(3月22日)は両事件での殺意を認定し、工藤会トップの野村悟被告(71)=所得税法違反で公判中=の指揮命令も認めた。
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