ビル型納骨堂「梅旧院」社長再逮捕へ 山口組系「吉川組」に資金流す
大阪府警捜査4課は、ビル型の納骨堂「梅旧院光明殿」を運営する「光明殿」(大阪市浪速区)から資金を引き出し、以前、婚姻関係にあった山口組直系組長に流し、同社に損害を与えたとして、光明殿社長、山口幸子被告(63)=法人税法違反罪などで起訴=を背任容疑で再逮捕する方針を固めた。

「梅旧院光明殿」
捜査4課は、元夫婦の2人が共謀し、資金を流出させていたと判断。週明けにも背任容疑で幸子被告を再逮捕する方針。資金が流れた指定暴力団・山口組直系「四代目吉川組」組長、吉村俊平こと山口俊平容疑者(68)も同容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、現金の受け渡しがあったのは平成26年3月下旬。山口幸子被告が現金を持って大阪市内の喫茶店に出向き、山口俊平容疑者に渡していたという。、
光明殿をめぐっては、27年8月までの5年間に、法人税や消費税など計約2億1千万円を脱税していたことがすでに判明。府警はこれらの脱税で得た金が3500万円の原資になった疑いもあるとみて、納骨堂運営をめぐる資金の動きを調べている。
山口俊平容疑者は事件当時、吉川組の幹部から四代目吉川組組長を継承し、山口組直系に昇格するにあたり、26年4月に大阪市中央区に組事務所を購入。山口幸子被告から得た資金を充当していたとみられる。
また、山口組総本部に多額の現金を上納したともされる。光明殿から他にも吉川組側に現金が流れた疑いがあり、府警は今後、少なくとも一部が山口組総本部に上納された可能性もあるとみて調べる。
光明殿を巡っては、法人税など計約2億1000万円を脱税したとして、大阪地検が山口幸子被告や法人としての同社を起訴している。
また、登記簿などによると、納骨堂を所有する大阪市天王寺区の宗教法人が15年以上にわたり、納骨堂の土地や建物などを担保に、光明殿から多額の融資を受けていたことが判明しており、山口幸子被告が「納骨ビジネス」で不正な利益を得ていた可能性が浮上している。


「梅旧院光明殿」
捜査4課は、元夫婦の2人が共謀し、資金を流出させていたと判断。週明けにも背任容疑で幸子被告を再逮捕する方針。資金が流れた指定暴力団・山口組直系「四代目吉川組」組長、吉村俊平こと山口俊平容疑者(68)も同容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、現金の受け渡しがあったのは平成26年3月下旬。山口幸子被告が現金を持って大阪市内の喫茶店に出向き、山口俊平容疑者に渡していたという。、
光明殿をめぐっては、27年8月までの5年間に、法人税や消費税など計約2億1千万円を脱税していたことがすでに判明。府警はこれらの脱税で得た金が3500万円の原資になった疑いもあるとみて、納骨堂運営をめぐる資金の動きを調べている。
山口俊平容疑者は事件当時、吉川組の幹部から四代目吉川組組長を継承し、山口組直系に昇格するにあたり、26年4月に大阪市中央区に組事務所を購入。山口幸子被告から得た資金を充当していたとみられる。
また、山口組総本部に多額の現金を上納したともされる。光明殿から他にも吉川組側に現金が流れた疑いがあり、府警は今後、少なくとも一部が山口組総本部に上納された可能性もあるとみて調べる。
光明殿を巡っては、法人税など計約2億1000万円を脱税したとして、大阪地検が山口幸子被告や法人としての同社を起訴している。
また、登記簿などによると、納骨堂を所有する大阪市天王寺区の宗教法人が15年以上にわたり、納骨堂の土地や建物などを担保に、光明殿から多額の融資を受けていたことが判明しており、山口幸子被告が「納骨ビジネス」で不正な利益を得ていた可能性が浮上している。
