兵庫県警:あいさつ料恐喝容疑で神戸山口組本部を捜索
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「三宮警備」と称して、神戸・三宮の飲食店からあいさつ料として現金を脅し取った恐喝容疑で、指定暴力団・神戸山口組系の暴力団幹部4人が逮捕された事件で、兵庫県警は6日、同容疑で兵庫県淡路市の同組本部を家宅捜索した。三宮地区に近い神戸市中央区にある事務所も捜索した。
4人は、いずれも神戸山口組の有力組織「山健組」傘下の組に所属。県警は、山健組が長期間にわたり、三宮地区で「縄張り」との名目で飲食店などからあいさつ料を集めていたとみて、実態解明を進めている。
淡路市の神戸山口組本部には午前10時ごろ、捜査員が列を作って入った。神戸市の事務所にも同じころ、捜査員が入った。
県警によると、今年実施した店舗への聞き取り調査で、山健組が1980年代ごろから約150店で2億円以上を集めたことが分かったという。

「三宮警備」と称して、神戸・三宮の飲食店からあいさつ料として現金を脅し取った恐喝容疑で、指定暴力団・神戸山口組系の暴力団幹部4人が逮捕された事件で、兵庫県警は6日、同容疑で兵庫県淡路市の同組本部を家宅捜索した。三宮地区に近い神戸市中央区にある事務所も捜索した。
4人は、いずれも神戸山口組の有力組織「山健組」傘下の組に所属。県警は、山健組が長期間にわたり、三宮地区で「縄張り」との名目で飲食店などからあいさつ料を集めていたとみて、実態解明を進めている。
淡路市の神戸山口組本部には午前10時ごろ、捜査員が列を作って入った。神戸市の事務所にも同じころ、捜査員が入った。
県警によると、今年実施した店舗への聞き取り調査で、山健組が1980年代ごろから約150店で2億円以上を集めたことが分かったという。

山口組と神戸山口組 2団体で4千人超摘発 抗争は6件
今年1~6月に全国の警察が摘発した指定暴力団の山口組と神戸山口組の構成員や準構成員らは4123人で、昨年同期より521人減少したことが5日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。内訳は、山口組が2697人、神戸山口組が1426人だった。
警察庁によると、両団体の対立抗争は6件で、5月以降は10月4日時点で起きていない。ただ、神戸山口組から離脱した新組織「任侠山口組」の関係者が9月に射殺される事件が起きており、同庁の担当者は「今後何かしらの変動があるかもしれないので、どのように展開するか見ていく」と警戒を強めている。
山口組と神戸山口組を含む暴力団構成員ら全体の摘発者数は8684人で、昨年同期より825人少なかった。ほかの団体では住吉会が1601人、稲川会が1163人などで、いずれも減少。各暴力団とも組織が縮小傾向にあることに加え、警察の取り締まり強化によって活動が低調になっている実態が背景にあるとみられる。

警察庁によると、両団体の対立抗争は6件で、5月以降は10月4日時点で起きていない。ただ、神戸山口組から離脱した新組織「任侠山口組」の関係者が9月に射殺される事件が起きており、同庁の担当者は「今後何かしらの変動があるかもしれないので、どのように展開するか見ていく」と警戒を強めている。
山口組と神戸山口組を含む暴力団構成員ら全体の摘発者数は8684人で、昨年同期より825人少なかった。ほかの団体では住吉会が1601人、稲川会が1163人などで、いずれも減少。各暴力団とも組織が縮小傾向にあることに加え、警察の取り締まり強化によって活動が低調になっている実態が背景にあるとみられる。

飯田市射殺事件 山口組系傘下幹部に懲役30年の判決
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2015年10月、長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性が射殺された事件で、被告の男に懲役30年の判決が言い渡された。
判決を受けたのは指定暴力団・六代目山口組系傘下幹部、牧内健一郎こと有賀健一郎被告(50)。
判決によると、有賀被告は2015年10月6日、飯田市内の温泉施設の駐車場で以前同じ組に所属していた、長谷川陽一さん(当時43)の頭を拳銃で撃って死亡させた。
裁判員裁判では殺意の有無が争点となり、裁判所は長谷川さんと一緒にいた女性の証言などから「有賀被告が拳銃を持って長谷川さんを追いかけ至近距離から発砲した」と認定し、殺人罪が成立するとした。
求刑は無期懲役だったが、裁判所は「共犯者がいる組織的な事件ではなく無期懲役はためらわれる」として、懲役30年を言い渡した。
被告側の弁護士は「判決は不服」としていて、本人と接見して控訴するかどうか決める方針。裁判所には被告の関係者も傍聴に訪れ、数十人の警察官が警戒にあたった。

2015年10月、長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性が射殺された事件で、被告の男に懲役30年の判決が言い渡された。
判決を受けたのは指定暴力団・六代目山口組系傘下幹部、牧内健一郎こと有賀健一郎被告(50)。
判決によると、有賀被告は2015年10月6日、飯田市内の温泉施設の駐車場で以前同じ組に所属していた、長谷川陽一さん(当時43)の頭を拳銃で撃って死亡させた。
裁判員裁判では殺意の有無が争点となり、裁判所は長谷川さんと一緒にいた女性の証言などから「有賀被告が拳銃を持って長谷川さんを追いかけ至近距離から発砲した」と認定し、殺人罪が成立するとした。
求刑は無期懲役だったが、裁判所は「共犯者がいる組織的な事件ではなく無期懲役はためらわれる」として、懲役30年を言い渡した。
被告側の弁護士は「判決は不服」としていて、本人と接見して控訴するかどうか決める方針。裁判所には被告の関係者も傍聴に訪れ、数十人の警察官が警戒にあたった。
