会津小鉄会系に中止命令 京都、分裂影響?通行人にらむ
組事務所前で住人らをにらんだとして、京都府警組対2課と伏見署は20日までに、七代目会津小鉄会(京都市伏見区)の原田昇会長(63)ら組員9人に対し、暴対法に基づく中止命令(事務所禁止行為)を出した。
会津小鉄会は、六代目会長の馬場美次(75)=詐欺罪で実刑判決=が昨年末、公判で引退を示唆し、後継を巡る内紛が表面化。当時、六代目会津小鉄会の若頭だった「心誠会」の原田昇会長と、会長代行だった「四代目いろは会」の金子利典会長(74)がそれぞれ「七代目」を名乗り、今年2月に分裂した。
府警によると、9人は3月下旬以降、伏見区の心誠会事務所前などで通行人や近隣住民をにらみつけ、不安にさせたという。
府警は、原田会長らが周囲に威力を示す背景に分裂騒動があるとみて警戒を続けている。

会津小鉄会は、六代目会長の馬場美次(75)=詐欺罪で実刑判決=が昨年末、公判で引退を示唆し、後継を巡る内紛が表面化。当時、六代目会津小鉄会の若頭だった「心誠会」の原田昇会長と、会長代行だった「四代目いろは会」の金子利典会長(74)がそれぞれ「七代目」を名乗り、今年2月に分裂した。
府警によると、9人は3月下旬以降、伏見区の心誠会事務所前などで通行人や近隣住民をにらみつけ、不安にさせたという。
府警は、原田会長らが周囲に威力を示す背景に分裂騒動があるとみて警戒を続けている。

「指詰めてもってこい」暴力団脱退を妨害容疑 道仁会傘下組員らに中止命令/福岡
福岡県警早良署は6日、福岡市博多区の指定暴力団道仁会傘下組織組員の男(26)と、福岡県糸島市の同組員の男(20)に対し、暴力団対策法に基づく中止命令を出した。
同署によると、福岡市の組員は、同組を脱退しようとしている男性(20)に、5月4日ごろ「指詰めてもってこい。30万円返せ」などと威圧して脱退を妨害した容疑。糸島市の組員は、同じ男性に対し、8月19日に「とにかく久留米に出てこい」などと威迫して脱退を妨害した容疑。

同署によると、福岡市の組員は、同組を脱退しようとしている男性(20)に、5月4日ごろ「指詰めてもってこい。30万円返せ」などと威圧して脱退を妨害した容疑。糸島市の組員は、同じ男性に対し、8月19日に「とにかく久留米に出てこい」などと威迫して脱退を妨害した容疑。

佐賀署、道仁会系組員に中止命令
佐賀署は10日、暴力団対策法に基づき、福岡県久留米市、指定暴力団道仁会系組員の男(43)に対し、不当に贈与を要求しないよう中止命令を出した。
佐賀署によると、男性は2月ごろ、佐賀市の飲食店経営者に「ここに店ば出すなら、2万でよかけん」などと要求した。同店はこれまで、みかじめ料として23回にわたって計46万円を支払っていた。

佐賀署によると、男性は2月ごろ、佐賀市の飲食店経営者に「ここに店ば出すなら、2万でよかけん」などと要求した。同店はこれまで、みかじめ料として23回にわたって計46万円を支払っていた。

用心棒代要求の山口組傘下の組長ら2人に中止命令/和歌山
和歌山市の歓楽街「アロチ」のラウンジの経営者から用心棒代(みかじめ料)などの名目で金を受け取ったとして和歌山東署は23日、指定暴力団六代目山口組傘下組織の組長の男(49)=和歌山市有本=と、組員の男(49)=同市谷町=に、暴力団対策法第9条に基づく中止命令を出した。
同署によると、2人は昨年11月ごろ、経営者の男性(23)に対して用心棒代を要求し、同12月からことし4月にかけて5回、計40万円を受け取った疑い。今月に入り男性から相談があった。この他に同じ事案に関する県警への相談はないという。
暴力団対策法では、第9条の中止命令に従わなかった場合、3年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金を科すことを定めている。

同署によると、2人は昨年11月ごろ、経営者の男性(23)に対して用心棒代を要求し、同12月からことし4月にかけて5回、計40万円を受け取った疑い。今月に入り男性から相談があった。この他に同じ事案に関する県警への相談はないという。
暴力団対策法では、第9条の中止命令に従わなかった場合、3年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金を科すことを定めている。

暴力団事務所に少年立ち入らせる 幹部の男に中止命令/埼玉県公安委員会
埼玉県公安委員会は17日、県暴力団排除条例に基づいて、朝霞市、指定暴力団極東会系組幹部で無職の男(29)に中止命令を出した。
県警捜査4課によると、男は2015年6月、川口市の少年(15)と茨城県の少年(16)が18歳に満たないことを知りながら、県東部にある暴力団事務所に立ち入らせたという。少年2人がそれぞれ6月中旬と下旬に「事務所当番をさせられた」などと警察署に相談し発覚。少年2人は約2年前に友人を介して男と知り合ったという。
男は違反行為を認めた上で命令書を受け取り、「もうしません」と話しているという。

県警捜査4課によると、男は2015年6月、川口市の少年(15)と茨城県の少年(16)が18歳に満たないことを知りながら、県東部にある暴力団事務所に立ち入らせたという。少年2人がそれぞれ6月中旬と下旬に「事務所当番をさせられた」などと警察署に相談し発覚。少年2人は約2年前に友人を介して男と知り合ったという。
男は違反行為を認めた上で命令書を受け取り、「もうしません」と話しているという。

「駐車場貸せ」自治会に要求…山口組系幹部に全国初の中止命令 大阪府警
自治会集会所の駐車場を貸し出すよう不当に要求したとして、大阪府警茨木署は2日、暴力団対策法に基づき、大阪府茨木市内の指定暴力団山口組傘下団体会長の60代の男に対し、貸し出し要求や自治会関係者との面会などを禁じる中止命令を出した。
同署によると、土地の賃借をみだりに要求することを禁止した同法の条項の適用は全国初。男は「よく分かりました」と従う意向を示しているという。
同署によると、男は昨年9月下旬以降、地元自治会長の70代男性に対し、車庫証明取得のため集会所の駐車場を使わせるよう要求。10月中旬、難色を示した自治会長に対し、「ヤクザには駐車場なんか貸されへん言うとったらしいやん」と迫ったことから、自治会長が同署に相談していた。

同署によると、土地の賃借をみだりに要求することを禁止した同法の条項の適用は全国初。男は「よく分かりました」と従う意向を示しているという。
同署によると、男は昨年9月下旬以降、地元自治会長の70代男性に対し、車庫証明取得のため集会所の駐車場を使わせるよう要求。10月中旬、難色を示した自治会長に対し、「ヤクザには駐車場なんか貸されへん言うとったらしいやん」と迫ったことから、自治会長が同署に相談していた。

山口組2組員に脱退妨害の再発防止命令 兵庫県公安委
兵庫県公安委員会は31日、組員の脱退を繰り返し妨害する恐れがあるとして指定暴力団山口組系組員の男(39)に、暴力的要求行為を繰り返す恐れがあるとして別の組員の男(37)にそれぞれ、暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。
県警暴力団対策課によると、脱退妨害では、男は今年2月、脱退を申し出た組員=当時(22)=を脅したとして中止命令を受けた。その後、昨年12月に別の組員=当時(30)=の脱退も妨害したことが判明したという。
暴力的要求行為では、男が昨年12月ごろ、明石市の5カ所の飲食店などに暴力団の威力を示して正月用の置物などの購入を求めていたことから、県公安委が判断。男は同時期、同市の会社役員の女性に同様の要求をしたとして今年5月に中止命令を受けた。

県警暴力団対策課によると、脱退妨害では、男は今年2月、脱退を申し出た組員=当時(22)=を脅したとして中止命令を受けた。その後、昨年12月に別の組員=当時(30)=の脱退も妨害したことが判明したという。
暴力的要求行為では、男が昨年12月ごろ、明石市の5カ所の飲食店などに暴力団の威力を示して正月用の置物などの購入を求めていたことから、県公安委が判断。男は同時期、同市の会社役員の女性に同様の要求をしたとして今年5月に中止命令を受けた。

組加入強要の疑い、暴力団員に中止命令 足利署/栃木
足利署は1日、暴力団対策法に基づき足利市山下町、指定暴力団稲川会系、職業不詳石橋睦弘組員(47)に中止命令を出した。
同署によると4月25日、県南在住の30歳代の無職男性に対し、暴力団に加入することを拒否し、呼び出しに応じなかったことで「事務所に来い」などと告げ、暴力団に加入することを強要した疑い。
同署によると4月25日、県南在住の30歳代の無職男性に対し、暴力団に加入することを拒否し、呼び出しに応じなかったことで「事務所に来い」などと告げ、暴力団に加入することを強要した疑い。
高利債権取り立てめぐり飯塚署が暴力団組員に中止命令を発出/福岡
福岡県警飯塚署は20日午後1時55分、福岡県飯塚市、指定暴力団傘下組織組員男(41)に対する中止命令を発出した。
同署によると、組員は今年3月16日ごろ、福岡県内に住む女性A(30歳代)に、「3月31日までに150万円でいいから払え。払えないなら、若い者を家族のところに行かせるぞ」と告げ、高利債権取り立て行為と不当贈与要求行為をした容疑。
さらに、3月21日ごろ、同県内に住む別の女性B(30歳代)に「Aに金を払うように言え。それが嫌なら、お前が全額払え」と不当贈与要求行為をした疑い。
同署によると、組員は今年3月16日ごろ、福岡県内に住む女性A(30歳代)に、「3月31日までに150万円でいいから払え。払えないなら、若い者を家族のところに行かせるぞ」と告げ、高利債権取り立て行為と不当贈与要求行為をした容疑。
さらに、3月21日ごろ、同県内に住む別の女性B(30歳代)に「Aに金を払うように言え。それが嫌なら、お前が全額払え」と不当贈与要求行為をした疑い。
久留米署が暴力団組員に中止命令を発出
福岡県警久留米署は17日、福岡県久留米市の指定暴力団傘下組織組員(34)に対し、暴力団対策法第29条第2号(粗暴または乱暴な言動などの禁止)に基づく中止命令を発出した。
同署によると、この組員は、3月28日、同市内にある組事務所周辺で、車を運転していた同市内に住む男性(30歳代)に対し「お前の車のマフラーがうるさかけん、もし、夜中とかにうるさかったら、どうなっても知らんぞ」と言い、不安を覚えさせる行為をした疑い。
同署によると、この組員は、3月28日、同市内にある組事務所周辺で、車を運転していた同市内に住む男性(30歳代)に対し「お前の車のマフラーがうるさかけん、もし、夜中とかにうるさかったら、どうなっても知らんぞ」と言い、不安を覚えさせる行為をした疑い。
飲食店経営者に利益要求した指定暴力団員に中止命令 久留米署/福岡
福岡県警久留米署は2日午後、福岡県久留米市、指定暴力団傘下組織組員の男(33)に対する中止命令を発出したと発表した。
同署によると、この組員は、2月2日、同市内の飲食店で、50歳代の女性に対し「いろいろと世話をしてきた。その見返りがないじゃないですか。私も上の者から言われている」と告げ、自分が所属している指定暴力団の威力を示し、お金その他の財産上の利益を要求した容疑があり、今回の中止命令は、これに基づくもの。
同署によると、この組員は、2月2日、同市内の飲食店で、50歳代の女性に対し「いろいろと世話をしてきた。その見返りがないじゃないですか。私も上の者から言われている」と告げ、自分が所属している指定暴力団の威力を示し、お金その他の財産上の利益を要求した容疑があり、今回の中止命令は、これに基づくもの。
暴力団組員に中止命令 さくら署/栃木
さくら署は1日、暴力団対策法に基づき宇都宮市上籠谷町、指定暴力団住吉会系、無職猪瀬忠組員(75)に中止命令を出した。
同署によると3月5日、県央在住の無職女性に夫の債務の肩代わり名目で金品を要求、同17日にも県央在住の農業男性に弟の債務の肩代わり名目で金品を要求した疑い。
どちらも、相手から拒絶されると「家を競売にかける」「あいつの家に若い衆を住まわせる」などと告げたという。
同署によると3月5日、県央在住の無職女性に夫の債務の肩代わり名目で金品を要求、同17日にも県央在住の農業男性に弟の債務の肩代わり名目で金品を要求した疑い。
どちらも、相手から拒絶されると「家を競売にかける」「あいつの家に若い衆を住まわせる」などと告げたという。
暴力団組員にみかじめ料要求などの中止命令書 大牟田署が交付/福岡
福岡県警大牟田署は19日午後1時50分、福岡県大牟田市、指定暴力団組員男(41)違反行為者に対し、みかじめ料および用心棒料等要求行為の中止命令書を交付した。
同署によると、この組員は、昨年11月ごろから、同市内の飲食店経営者(20歳代)に対し、みかじめ料および用心棒料として毎月2万円を受け取っていたが、今年8月31日に、今後も継続的にみかじめ料および用心棒料を支払うよう要求した疑い。
同署によると、この組員は、昨年11月ごろから、同市内の飲食店経営者(20歳代)に対し、みかじめ料および用心棒料として毎月2万円を受け取っていたが、今年8月31日に、今後も継続的にみかじめ料および用心棒料を支払うよう要求した疑い。