車の移転登録虚偽 弘道会傘下「福島連合」幹部ら4人逮捕
北海道警札幌中央署は、北海道運輸局にウソの届け出をした疑いなどで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」若頭で「康和総業」組長・佐藤正和容疑者(62)、福島連合幹部・辻村康熈容疑者(52)、福島連合本部長・辻敏容疑者(57)、中古車販売業・村本隆史容疑者(45)ら4人を公正証書原本不実記載とそれを他人の使用のために提供した疑いで逮捕した。
辻村容疑者は去年5月、北海道運輸局に自動車の保管場所の移転登録を申請するにあたり、村本容疑者を申請代理人として使用する本拠地の住所を組事務所の住所としたり、所有者や使用者の住所にウソの内容を記載したりして届け出た疑いが持たれている。また、その際、佐藤容疑者と辻容疑者は、移転登録の申請に必要な証明書に会社名義の社判や社印を押すことを承諾した疑い。
調べに対し、福島連合幹部・辻村容疑者と佐藤容疑者は容疑を認めていて、辻容疑者は「悪いことだとは思っていなかった」などと容疑を否認、中古車販売業・村本容疑者も「納得できない」などと容疑を否認している。
辻村容疑者は去年5月、北海道運輸局に自動車の保管場所の移転登録を申請するにあたり、村本容疑者を申請代理人として使用する本拠地の住所を組事務所の住所としたり、所有者や使用者の住所にウソの内容を記載したりして届け出た疑いが持たれている。また、その際、佐藤容疑者と辻容疑者は、移転登録の申請に必要な証明書に会社名義の社判や社印を押すことを承諾した疑い。
調べに対し、福島連合幹部・辻村容疑者と佐藤容疑者は容疑を認めていて、辻容疑者は「悪いことだとは思っていなかった」などと容疑を否認、中古車販売業・村本容疑者も「納得できない」などと容疑を否認している。


ベトナム人の女の偽装結婚で報酬 元稲川会系組長らを逮捕
警視庁は21日、結婚の意思がないベトナム人の女と元暴力団組員の嘘の婚姻届けを提出したとして、元・指定暴力団・稲川会系六代目上州共和一家幹部で「二代目石塚組」組長・桑原勇一容疑者(52)と、上州共和一家幹部・高橋真幸容疑者(39)、元組員・中村裕也容疑者(42)ら3人を電磁的公正証書原本不実記録の容疑で逮捕した。

左:桑原勇一容疑者
中:高橋真幸容疑者
右:中村裕也容疑者
2016年9月、仲間と共謀し、群馬県伊勢崎市役所に当時組員だった男(45)とベトナム人の女(30)の間に婚姻の意思がないにもかかわらず、嘘の婚姻届を提出した疑いが持たれている。ベトナム人の女は「永住者の資格を得たかった」と話していて、桑原容疑者らに報酬として200数十万円を支払っていたとみられている。
この偽装結婚に関わったとして、これまでに8人が逮捕されている。桑原容疑者らはブローカー役の別のベトナム人の女から紹介を受けていて、桑原容疑者が首謀し、組織的に偽装結婚を行っていたとみられている。


左:桑原勇一容疑者
中:高橋真幸容疑者
右:中村裕也容疑者
2016年9月、仲間と共謀し、群馬県伊勢崎市役所に当時組員だった男(45)とベトナム人の女(30)の間に婚姻の意思がないにもかかわらず、嘘の婚姻届を提出した疑いが持たれている。ベトナム人の女は「永住者の資格を得たかった」と話していて、桑原容疑者らに報酬として200数十万円を支払っていたとみられている。
この偽装結婚に関わったとして、これまでに8人が逮捕されている。桑原容疑者らはブローカー役の別のベトナム人の女から紹介を受けていて、桑原容疑者が首謀し、組織的に偽装結婚を行っていたとみられている。

他人名義で車を登録 山口組系「織田組」組長を逮捕
自分が使用する車を他人名義で登録した疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目織田組」組長・高野永次こと高次龍容疑者(74)ら5人を、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕した。調べに対し5人は容疑を否認している。
警察によると、5人は今年8月、高容疑者が使用する自動車2台の登録をする際、高容疑者の知人の男の名義を借り、虚偽の内容を記載した申請書類を警察署などに提出するなどした疑いがもたれている。
今年8月、高容疑者の車のナンバープレートが「和泉」から「京都」に変わっているのを警察官が発見、警察が調べたところ、この車の名義が変更され、保管場所として新たに京都府の駐車場が登録されたものの、この駐車場が2カ月ほど使用されておらず、高容疑者が車を使用している実態がわかった。高容疑者が自動車保険などに入るため、他人の名義を借りて車の登録をしたとみて、事件の詳しい経緯を調べている。
警察によると、5人は今年8月、高容疑者が使用する自動車2台の登録をする際、高容疑者の知人の男の名義を借り、虚偽の内容を記載した申請書類を警察署などに提出するなどした疑いがもたれている。
今年8月、高容疑者の車のナンバープレートが「和泉」から「京都」に変わっているのを警察官が発見、警察が調べたところ、この車の名義が変更され、保管場所として新たに京都府の駐車場が登録されたものの、この駐車場が2カ月ほど使用されておらず、高容疑者が車を使用している実態がわかった。高容疑者が自動車保険などに入るため、他人の名義を借りて車の登録をしたとみて、事件の詳しい経緯を調べている。
債務隠し会社清算疑い 住吉会傘下会長を逮捕
宮城県警は20日、約1億2000万円の債務を隠し自身の不動産管理会社を清算したとして、会社役員で指定暴力団・住吉会系三次団体会長・成海哲司容疑者(68)=仙台市青葉区錦ケ丘=を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。成海容疑者は容疑を否認している。県警は同日、成海容疑者の自宅や関係先を家宅捜索した。

成海容疑者の自宅や
関係先を家宅捜索
逮捕容疑は2016年4月、当時経営していた不動産管理会社の清算に当たり、仙台法務局に「債務がない」とする虚偽の決算報告書などを提出し、登記した疑い。
県警によると、債務超過状態の会社の清算は通常と異なり、裁判所の監督下で行う「特別清算」が必要だが、成海容疑者は債権者に告知せず、通常の清算をしていた。県警は成海容疑者に資産を隠す意図があったとみて調べている。
銀行から債権譲渡を受けた整理回収機構が不正に気付き、29年に県警に相談、発覚した。


成海容疑者の自宅や
関係先を家宅捜索
逮捕容疑は2016年4月、当時経営していた不動産管理会社の清算に当たり、仙台法務局に「債務がない」とする虚偽の決算報告書などを提出し、登記した疑い。
県警によると、債務超過状態の会社の清算は通常と異なり、裁判所の監督下で行う「特別清算」が必要だが、成海容疑者は債権者に告知せず、通常の清算をしていた。県警は成海容疑者に資産を隠す意図があったとみて調べている。
銀行から債権譲渡を受けた整理回収機構が不正に気付き、29年に県警に相談、発覚した。

虚偽登記容疑 「松葉会」会長ら逮捕
警視庁は11日、虚偽の登記申請をしたとして、指定暴力団・松葉会の会長、伊藤芳将こと伊藤義克容疑者(71)=茨城県鹿嶋市=と、松葉会幹部、菊地和浩容疑者(62)=鹿嶋市下津=や司法書士ら男女7人を、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、伊藤容疑者らは共謀して2014年9月ごろ、茨城県神栖市の土地、建物について、実際の所有者ではない人物の名義で法務局に登記を申請した疑い。これらの不動産は以前、伊藤容疑者が所有していたという。
伊藤容疑者は、整理回収機構に約15億円の借金を抱えているが、関係者らの名義で、約30件の不動産を実質的に所有しているとみられ、調べに対し、「菊地容疑者らが不動産を管理していたので、詳しいことは分からない」と容疑を否認している。
警視庁は11日午前、伊藤容疑者の自宅を家宅捜索した。

逮捕容疑は、伊藤容疑者らは共謀して2014年9月ごろ、茨城県神栖市の土地、建物について、実際の所有者ではない人物の名義で法務局に登記を申請した疑い。これらの不動産は以前、伊藤容疑者が所有していたという。
伊藤容疑者は、整理回収機構に約15億円の借金を抱えているが、関係者らの名義で、約30件の不動産を実質的に所有しているとみられ、調べに対し、「菊地容疑者らが不動産を管理していたので、詳しいことは分からない」と容疑を否認している。
警視庁は11日午前、伊藤容疑者の自宅を家宅捜索した。

「神戸山口組」若頭ら2人 虚偽登記で逮捕
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神戸市中央区にある指定暴力団・神戸山口組の関連施設について虚偽の登記をしたとして、兵庫県警は10日、同組最高幹部の若頭で、傘下組織「俠友会」会長の寺岡修容疑者(68)と、政治団体代表の横山和之(65)ら2人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。

神戸山口組の関連施設
捜査関係者によると、関連施設は神戸市中央区二宮町3丁目にある4階建てビルで、もとは神戸市の60代の男=同容疑で逮捕=が所有していた。寺岡容疑者は今年3月、土地と建物の所有権を自分に移した際、その理由について、管理などを期限付きで委託される「信託」があったと登記したが、実態と異なる疑いがあるという。
神戸山口組は4月以降、この施設を拠点化し、幹部らの会合を開くなどしてきた。JR三ノ宮駅の北側数百メートルにあり、対立する指定暴力団・山口組の本部にも近いことから、県警が警戒していた。
また神戸山口組傘下「二代目松下組」組長の岡本久男容疑者(71)も事務所の不動産登記に嘘の届け出をした疑いで逮捕されている。
また、神戸山口組の本部事務所(兵庫県淡路市)について、今月2日に暴力団追放兵庫県民センターが使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立てた。仮処分が認められた場合、同組がこの施設に本部機能を移す可能性があると県警はみている。

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神戸山口組の関連施設
捜査関係者によると、関連施設は神戸市中央区二宮町3丁目にある4階建てビルで、もとは神戸市の60代の男=同容疑で逮捕=が所有していた。寺岡容疑者は今年3月、土地と建物の所有権を自分に移した際、その理由について、管理などを期限付きで委託される「信託」があったと登記したが、実態と異なる疑いがあるという。
神戸山口組は4月以降、この施設を拠点化し、幹部らの会合を開くなどしてきた。JR三ノ宮駅の北側数百メートルにあり、対立する指定暴力団・山口組の本部にも近いことから、県警が警戒していた。
また神戸山口組傘下「二代目松下組」組長の岡本久男容疑者(71)も事務所の不動産登記に嘘の届け出をした疑いで逮捕されている。
また、神戸山口組の本部事務所(兵庫県淡路市)について、今月2日に暴力団追放兵庫県民センターが使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立てた。仮処分が認められた場合、同組がこの施設に本部機能を移す可能性があると県警はみている。

山口組系「大同会」傘下会長ら逮捕 虚偽の住民異動届など
虚偽の住民異動届などを区役所に提出し、住民基本台帳に不実の記録をさせたなどとして、県警暴力団対策課などは4日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、指定暴力団六代目山口組系大同会傘下「笹原会」会長、笹原亮(38)、同会長代行、笹原徹(38)、組員、森下秀昭(59)の3容疑者=いずれも仙台市=を逮捕した。同課によると3人は黙秘している。
3人の逮捕容疑は平成28年5月23日、共謀し、笹原亮容疑者の住民票記載の住所を嘘の新住所に異動させようと、市内の区役所に虚偽の住民移動届などを提出し、住民基本台帳に不実の記録をさせたなどとしている。
同課によると、六代目山口組と指定暴力団神戸山口組による抗争を受けて警戒を強化していたところ、笹原亮容疑者の新住所に居住の実態がないことが分かり、裏付け捜査を進めていた。
逮捕した4日は笹原亮容疑者方などを捜索し、関係資料などを押収した。

3人の逮捕容疑は平成28年5月23日、共謀し、笹原亮容疑者の住民票記載の住所を嘘の新住所に異動させようと、市内の区役所に虚偽の住民移動届などを提出し、住民基本台帳に不実の記録をさせたなどとしている。
同課によると、六代目山口組と指定暴力団神戸山口組による抗争を受けて警戒を強化していたところ、笹原亮容疑者の新住所に居住の実態がないことが分かり、裏付け捜査を進めていた。
逮捕した4日は笹原亮容疑者方などを捜索し、関係資料などを押収した。

浪川会系組長らを逮捕 虚偽の異動届提出の疑い
虚偽の住民異動届を提出したなどとして、警視庁千住署は、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで、指定暴力団浪川会幹部で「矢口組」組長、矢口旭容疑者(45)=東京都荒川区西尾久=ら3人を逮捕した。
逮捕容疑は、平成28年9月、荒川区役所や台東区役所に虚偽の住民異動届を提出し、住民基本台帳システムに記録させたとしている。
同署によると、矢口容疑者は、自身の組に所属する組員2人が荒川区内の自宅に引っ越したように装い、住民異動届を提出させていた。
捜査関係者によると、組員2人は、浪川会の「隠れアジト」として使用されていた八王子市内のマンションに居住。実際の居住地が発覚しないようにするために犯行に及んだとみている。

逮捕容疑は、平成28年9月、荒川区役所や台東区役所に虚偽の住民異動届を提出し、住民基本台帳システムに記録させたとしている。
同署によると、矢口容疑者は、自身の組に所属する組員2人が荒川区内の自宅に引っ越したように装い、住民異動届を提出させていた。
捜査関係者によると、組員2人は、浪川会の「隠れアジト」として使用されていた八王子市内のマンションに居住。実際の居住地が発覚しないようにするために犯行に及んだとみている。
