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那須町・焼損遺体遺棄 男が新たな供述「大金もらって引き受けた」報酬目的の可能性

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 今月16日に栃木県那須町の河川敷で、飲食店経営・宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)の焼損した遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕・送検された建設業・平山綾拳容疑者(25)=埼玉県越谷市花田=が、新たに「大金を受け取って引き受けた」と供述していることがわかった。

平山綾拳容疑者
平山綾拳容疑者(25)

 平山容疑者はこれまでの調べに対し、「ある人物(アニキ)から報酬を約束され、遺体処理などを指示された。それを自分の知人2人に依頼した」とし、指示を出した人物について「怖い人で、この人物に命じられ、出頭する前に携帯電話を渡した」などと話していたが、新たに「大金を受け取って引き受けた」と供述。平山容疑者の自宅や銀行口座からは報酬とみられる現金は確認されていないが、合同捜査本部は報酬目的だった可能性もあるとみて調べている。

 平山容疑者は何者かと共謀し、16日未明から朝にかけて栃木県那須町伊王野にある林道脇の河川敷で、宝島さん夫妻の遺体に火をつけて損壊したとされ、17日午前6時半頃に品川区の五反田駅前の交番に「事件に関わったかもしれない」と1人で出頭し、任意の事情聴取を経て21日に逮捕された。

  平山容疑者は、遺体が発見された前日の15日午後9時半ごろ、自分名義の黒い車を運転して東京都品川区平塚のコンビニエンスストアで知人2人と合流して車を引き渡し、同日午後11時ごろにコンビニを徒歩で立ち去っていて、そのおよそ30分後に知人2人が平山容疑者の車に乗りコンビニを出て、16日午前0時ごろに品川区内にある空き家の住宅で宝島さん夫妻と接触したとみられる。

 この空き家のガレージからは幸子さんの血痕が見つかり、平山容疑者の車からは幸子さんの血痕や免許証のほか、鈍器や結束バンド、粘着テープなどが見つかっていて、捜査本部は宝島さん夫妻がこの空き家で2人と接触後、車で栃木県に向かったとみている。

那須・遺体遺棄事件 男が新たな供述「指示した人物に携帯電話渡した」「知人2人に依頼した」

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 栃木県那須町の河川敷で、飲食店経営・宝島龍太郎さん(55)と妻とみられる女性の遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕・送検された建設業・平山綾拳容疑者(25)=埼玉県越谷市花田=が、「ある人物から遺体の処理などを指示された。それを自分の知人2人に依頼した」、指示を出した人物について「怖い人で、この人物に命じられ、出頭する前に携帯電話を渡した」と供述をしていることがわかった。平山容疑者は3人の関与を言及するも、いずれも名前を明かしていない。

平山綾拳容疑者(25)2
平山綾拳容疑者(25)

 平山容疑者は、遺体が発見された前日の15日午後9時半ごろ、自分名義の黒い車を運転して東京都品川区のコンビニエンスストアで知人2人と合流して車を引き渡し、同日午後11時ごろにこのコンビニを徒歩で立ち去り、そのおよそ30分後に知人2人が平山容疑者の車に乗りコンビニを出ていた。16日午前2時前~3時半ごろには平山容疑者が1人で都内の居酒屋にいる様子が確認されている。午前6時ごろに東武伊勢崎線越谷駅で職場の同僚と合流し、作業現場へ向かって通常通り働いていた。

 平山容疑者はこの知人2人について、「数回飲んだことがある。あだ名しか知らない」「指示を出した人物と知人2人は面識がない」などと供述していて、事件への協力や遺体の処理を持ち掛けたと説明。「遺体発見の報道が出た後に2人と連絡が取れなくなった」とも話している。また、平山容疑者はこの2人とは別の知人に、内容を伏せた上で金儲けを持ち掛けていたとの話もある。

 平山容疑者の携帯電話は見つかっていないが、捜査本部は犯行を指示した人物がやりとりを隠すため携帯電話を取り上げたとみていて、指示した人物や実行役とみられる知人2人の特定を進めている。

那須町の男女焼損2遺体 逮捕の男は那須に向かわず別の複数の人物が関与

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 今月16日に栃木県那須町の河川敷で、東京都台東区上野で焼肉店や居酒屋など14店舗を展開する「サンエイ商事」社長・宝島龍太郎さん(55)=東京都千代田区外神田=と、宝島さんの妻とみられる女性の他殺体が燃やされていた事件で、死体損壊の疑いで逮捕・送検された建設業・平山綾拳容疑者(25)=埼玉県越谷市花田=が、当日、那須町には向かっておらず、平山容疑者名義の黒い車には別の複数の人物が乗って現場に向かっていたことがわかった。

平山綾拳容疑者(25)
平山綾拳容疑者(25)

 遺体が発見された前日の午後9時半ごろ、平山容疑者は自分の黒い乗用車を運転して都内のコンビニエンスストアに到着。防犯カメラの映像には、平山容疑者が駐車場で複数の人物に自分の車を引き渡し、その場から立ち去る姿が映っていたことが新たに確認された。平山容疑者は自分の車を引き渡した後の16日午前2時から3時半に、都内の居酒屋に1人で滞在していたことも判明していて、捜査本部は遺体を損壊した実行役は別の人物だとみている。

押収された平山綾拳容疑者の車
押収された車

 平山容疑者は17日午前6時半頃に品川区の五反田駅前の交番に「事件に関わったかもしれない」と1人で出頭し、16日に栃木県那須町の河川敷で宝島さんと妻とみられる女性の遺体に火をつけて損壊した疑いで逮捕された。押収した平山容疑者名義の黒い乗用車からは妻の運転免許証が発見され、トランクと後部座席からは血痕も見つかっていて、DNA型の鑑定で宝島さんの妻とみられる遺体と一致していた。

那須町の男女焼損遺体事件現場周辺
事件現場周辺
那須町の男女焼損遺体事件現場周辺

 平山容疑者は遺体が発見される3日前から、都内や埼玉県内の店舗でガソリンや携行缶、粘着テープなどを購入していたことが確認されていて、調べに対し、平山容疑者は「ある人物(アニキ)から報酬を約束され、遺体の処分のためガソリンなどを購入するよう指示された。車を貸したが、自分は現場には行っていない」と話し、宝島さんについては「顔も名前も知らない」などと供述している。指示した人物の名前や関係性は明かしていないという。

 宝島さんと妻とみられる女性は15日午後9時頃、上野のアメ横商店街を男性と一緒に歩いていたことが防犯カメラの解析で判明。その後、宝島さんの知人男性の名義で借りられたレンタルのワンボックスカーに乗り込み移動したとみられ、午後11時頃から30分間、品川区東品川で複数の人物と一緒に車を降り、行動する様子も確認され、防犯カメラには無理やり行動させられてる様子は確認できなかった。その後、平山容疑者名義の黒い乗用車で那須町に向かったとみられている。レンタカーを借りた宝島さんの知人男性は「新しい店舗を開くために物件を探したいと、宝島さんに頼まれて迎えに行った」と話している。

 平山容疑者は別の人物らと事前に犯行について話したときの状況について「遺体を遠くに捨てるんだろうなと思った」などと供述していて、警視庁が犯行に関与した人物の割り出しや背後関係など捜査を進めている。

栃木県那須町の男女焼損遺体 出頭の男を逮捕 「兄貴分の指示で車や凶器を準備」などと供述

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 警視庁捜査1課は21日、栃木県那須町の河川敷で全身が焼けた男女2人の遺体が見つかった事件で、東京都内の交番に1人で出頭していた建設業・平山綾拳容疑者(25)=埼玉県越谷市花田=を死体損壊の疑いで逮捕し、22日朝に送検した。平山容疑者は17日午前6時半頃に五反田駅前の交番に出頭し、任意で事情を聴かれていた。

平山綾拳容疑者(25)
平山綾拳容疑者(25)
押収された平山綾拳容疑者の車
押収された車

 平山容疑者は何者かと共謀し、16日未明から朝にかけて栃木県那須町伊王野にある林道脇の河川敷で、会社役員・宝島龍太郎さん(55)=東京都千代田区外神田=と、宝島さんの妻とみられる女性の遺体に火をつけて損壊した疑いが持たれている。

 2人は十字架のように重なり、手足を縛られたうえ、頭に袋をかぶせられその上から粘着テープのようなものが何重にも巻かれていた。司法解剖の結果、2人の死因はいずれも首を圧迫されるなどしたことによる窒息死とみられるが、女性の頭には骨折がありこのケガが死因の可能性もあるという。

 平山容疑者は任意の調べに対し「車を貸した」などと説明していたが、逮捕後には「名前は言えないがアニキに頼まれて車や凶器を準備しただけ」「那須の現場には行っていない。頼まれて携行缶を自分で用意した」などと話し、宝島さんについては、「名前も知らない。見たこともない」と供述している。

 遺体が見つかった現場周辺の防犯カメラに映っていた平山容疑者の名義の黒い車は栃木県警がすでに押収していて、車内からは宝島さんの所持品や鈍器のようなものが見つかった。付近の林道には遺体を引きずったような跡があったほか、近くに携行缶のようなものが置かれていた。

那須町の男女焼損遺体事件現場周辺
事件現場周辺
那須町の男女焼損遺体事件現場周辺

 この事件は今月16日午前7時前、地元の森林組合関係者がマネキンのようなものが燃えているを見つけ、組合長や職員とともに現場を確認したうえで、この職員が午前8時すぎに警察に通報し、栃木県警が死体遺棄や死体損壊の疑いがあるとみて捜査していた。

 事件前日の夜には、東京都台東区上野で宝島さんとその妻とみられる男女2人が、男らが乗る車に乗り込む姿が確認されていて、2人の最後の足取りは都内とみられ、他にも複数の人物が関与しているとみられることなどから、栃木県警と警視庁は21日に大崎署に合同捜査本部を設置し、事件の全容解明に向け捜査を進めている。

山中に男性の遺体遺棄を指示 稲川会傘下組長ら男7人を逮捕

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 埼玉県警は8日、2023年9月に埼玉県小鹿野町藤倉の山林に男性の遺体が埋められ遺棄された事件で、遺体の遺棄を指示したなどとして、指定暴力団・稲川会系「九代目八木田一家」傘下「真木組」組長・真木健作こと根岸将浩容疑者(48)=埼玉県本庄市小島=と、真木組幹部・諸隈雪仁容疑者(42)、同幹部・中本広将容疑者(34)、同幹部・松本健容疑者(44)ら男7人を死体遺棄容疑で逮捕した。

真木健作こと根岸将浩容疑者(48)
真木健作こと根岸将浩容疑者(48)
埼玉県小鹿野町の山中に男性の遺体を遺棄 稲川会傘下幹部ら4人を再逮捕
小鹿野町藤倉の山中
男性の遺体を遺棄

 根岸容疑者ら7人は2023年9月5日、すでに逮捕・起訴されている同幹部・平岡貴幸被告らに本庄市の自営業・茂木好夫さん(当時55)の遺体遺棄を指示した疑いが持たれている。県警はいずれの認否も明らかにしていない。

 茂木さんの親族から、「息子がいない。携帯電話は家にある」行方不明になったと県警に相談があり、その後の捜査から、茂木さんが同組関係者から金を貸すよう要求されて応じ、返済をめぐって両者間でトラブルになっていたとの情報が浮上。茂木さんは、群馬県伊勢崎市の駐車場で車に乗せられ連れ去られて以降、連絡がつかなくなっていた。

 県警はこれまでに、茂木さんへの逮捕監禁容疑などで男女16人を逮捕していて、同年11月には平岡被告ら同幹部4人を死体遺棄容疑で再逮捕・起訴していた。

 県警は、茂木さんが死亡した経緯などについても詳しく調べている。

金銭トラブルの男性の遺体を山中に遺棄 稲川会傘下幹部ら4人を再逮捕

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 埼玉県警は17日までに、埼玉県小鹿野町の山中に男性の遺体を埋めたとして、指定暴力団・稲川会系九代目八木田一家傘下「真木組」幹部・平岡貴幸容疑者(45)=埼玉県本庄市南2=と、同組員・石森啓晋容疑者(38)=本庄市児玉町稲沢=、同組員・坂田竜馬容疑者(31)=埼玉県深谷市上柴町西1=、飲食店経営・河田雅之容疑者(34)=深谷市上柴町西4=の男4人を死体遺棄容疑で再逮捕した。

埼玉県小鹿野町の山中に男性の遺体を遺棄 稲川会傘下幹部ら4人を再逮捕
小鹿野町藤倉の山中
男性の遺体を遺棄

 4人は共謀して今年9月5日、小鹿野町にあるダム近くの山中に、成人男性の遺体を埋めて、遺棄した疑いが持たれている。県警は遺体の身元確認を進めている。

 今年9月3日、埼玉県本庄市の自営業・茂木好夫さん(当時55)の親から、県警に「息子がいない。携帯電話は家にある」行方不明になったと相談があった。その後の捜査から、茂木さんが同組の関係者から金を貸すよう要求されて応じ、返済をめぐって両者間でトラブルになっていたとの情報が浮上。茂木さんは、群馬県伊勢崎市の駐車場で車に乗せられ連れ去られて以降、連絡がつかなくなっていた。

 県警は9月に、伊勢崎市の駐車場で茂木さんを車の中で拘束したとして、今回再逮捕された4人のほか、真木組組長・真木健作こと根岸将浩容疑者(48)=埼玉県本庄市小島=など同組組員ら24歳~51歳の男女12人を逮捕監禁や証拠隠滅などの容疑で逮捕。一部の容疑者の供述などから、小鹿野町の山中を捜索したところ、今月15日に茂木さんとみられる遺体が発見された。

 県警は17日に本庄署に捜査本部を設置。4人の認否を明らかにしていないが、組織の指示のもと茂木さんに危害を加えた疑いがあるとみていて、見つかった遺体の身元確認を進めるとともに、組長らの関与についても調べを進めている。

知人男性の遺体を車中に遺棄 山口組傘下元組員など男女3人を逮捕

 静岡県警浜松中央署と浜松西署、県警捜査4課、捜査1課は13日、今年7月に浜松市西区の島村健吾さん(当時43)の遺体を車中に遺棄したとして、元特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員で解体業・野嶋之仁容疑者(38)=浜松市中区幸1丁目=と、解体工・川田征美容疑者(46)=同=、無職・渡邊風花容疑者(20)=住所不定・宮城県仙台市生まれ=の男女3人を死体遺棄の疑いで逮捕した。

静岡県警察本部
静岡県警察本部

 野嶋容疑者ら3人は今年7月、浜松市東区に止めた車中に、島村さんの遺体を遺棄した疑いが持たれている。野嶋容疑者と川田容疑者は、浜松市中区のアパート内で20代女性の顔面や体を殴ったり蹴ったりしたとして、8月下旬に傷害容疑で浜松中央署に逮捕されていて、この事件の捜査の過程で、野嶋容疑者ら3人の遺体遺棄の関与の疑いが浮上した。

 島村さんは6月下旬に車で外出し、7月中旬以降に連絡が取れなくなったため、7月17日に島村さんと同居していた母親から警察に「行方が分からなくなった」という届け出があり、県警が捜査していたところ、8月27日になって浜松市東区に停められていた島村さんが使用していた軽乗用車の中から島村さんの遺体が発見された。遺体は損傷や腐敗が激しく、繰り返し殴打されたとみられる跡などが確認されている。

 島村さんは以前、解体工の仕事をしていたときに川田容疑者と同僚で、仕事上や金銭面のトラブルがあり警察への相談もあったが、島村さんの希望で事件化されなかった。

 県警は、3人の認否について明らかにしていないが、いずれも島村さんと顔見知りの知人関係で、島村さんが死亡した原因や詳しい経緯などについても事情を知っているとみて、調べを進めている。


秋田市の女性遺棄事件 女性放置死の疑いで元稲川会傘下組員らを3人を再逮捕

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 警視庁は12日、今年5月9日に秋田市の雑木林で愛知県の女性の遺体が土の中から見つかった事件で、覚醒剤の作用などで意識を失った状態だった女性を放置し死亡させたとして元指定暴力団・稲川会傘下組員・井上大輔容疑者(48)と、元妻・土岐菜夏容疑者(34)=埼玉県さいたま市=、菅原和宏容疑者(44)=千葉県成田市=の3人を保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕した。

井上大輔容疑者(48)
井上大輔容疑者(48)

 この事件は今年5月9日に、2021年6月から行方不明になっていた愛知県一宮市の女性(当時48)の遺体が秋田市の雑木林の土の中から発見され、6月7日に男女5人を死体遺棄の疑いで逮捕し、井上容疑者ら3人が起訴されていた。

 その後の捜査から、2021年6月下旬に覚醒剤の作用などで意識を失った状態だった女性に対し、救急車を呼ぶなど適切な措置をとらずに放置して死亡させたとして、12日に3人を保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕した。司法解剖の結果では女性の死因はわからなかったが、遺体からは覚醒剤の成分が検出されていた。

 女性は当時、さいたま市大宮区の派遣型風俗店で働いていて、失踪直前に客だった井上容疑者と埼玉県川口市のホテルで会い、覚醒剤を使用した後に意識を失ったとみられている。井上容疑者は逮捕前の任意聴取に「(ホテルで)覚醒剤を使ったら女性が倒れた」と話したという。

 警視庁は、覚醒剤の作用で意識を失ったことが死亡のきっかけとなった可能性があるとみて慎重に捜査している。

秋田の遺体遺棄事件 死亡後に埼玉県内のレンタル倉庫に一時保管

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 今月9日に秋田県秋田市の雑木林で、行方不明になっていた愛知県一宮市の女性(当時48)の遺体が見つかった事件で、女性は何らかの理由で死亡後に、埼玉県川口市内のコンテナ型のレンタル倉庫に一時保管され、2021年9月までに袖ケ浦ナンバーの2トントラックのレンタカーで秋田市に運んだとみられている。

埼玉県内のレンタル倉庫
川口市内のレンタル倉庫
埼玉県内のレンタル倉庫

 女性は派遣型風俗店に勤務していて、2021年6月27日ごろに埼玉県川口市内のホテルで、現在は覚醒剤事件で服役中の元暴力団員(48)=が客として会ったのを最後に行方が分からなくなっていた。

 遺体が見つかった秋田市の雑木林の土地は、2021年9月上旬ごろに、関東から来たという人物が雑木林を購入したいと不動産会社を訪れ、その後、契約がまとまらないうちに男数人が無断で雑木林に穴を掘ったり、木の伐採を始めた上、「月内に購入したい」と契約を急ぐように求めてきたという。最終的にこの土地は2021年12月末に、服役中の元暴力団員の妻名義で売買契約が結ばれていた。

 遺体を秋田市に運んだとみられるトラックのレンタカーも同年9月ごろに、この元暴力団員の関連名義で借りられていて、警視庁捜査1課は、複数の人物が事件に関与したとみて捜査している。

秋田市の遺体遺棄 愛知県の女性と特定 服役中の元暴力団員と会った後に失踪

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 警視庁捜査1課は11日、今月9日に秋田市の山林で見つかった遺体は、歯の治療痕などから2021年6月に失踪した愛知県一宮市の女性(当時48)だったと特定した。

秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か2
遺体が発見された山林

 女性は2021年6月25日、夜行バスで上京し、2日後に埼玉県にある勤務先の事務所に荷物を置いたまま、財布などの貴重品を持って外出し、その後行方不明となっていた。

 翌月に女性の息子から警視庁小金井署に行方不明届が出され、防犯カメラの解析や関係者への事情聴取などが行われた。捜査の結果、女性の遺体が秋田市金足下刈の雑木林の地中に遺棄されているという有力情報を得て、捜査員が現地入りして捜索を行い、9日の午後6時半ごろ、地中からシートのようなものがかけられ、中にコンクリートが詰められた木箱に入った遺体を発見した。

 遺体に目立った外傷などはなく、低温で湿度の高い環境に放置された場合に起きる「屍蝋化」と呼ばれる状態で、土の中に長期間放置されていたとみられている。警視庁が遺体を小金井署に移送して詳しく調べたところ、失踪した愛知県の女性と特定した。

 女性は2021年6月末に埼玉県川口市のホテルで、現在は覚醒剤事件で網走刑務所に服役中の元暴力団員(48)に会った後に失踪したとみられていて、警視庁はこの男ら複数人が事件に関わった疑いがあるとみて慎重に調べている。

秋田市の死体遺棄事件で住民証言 「複数の男女が作業」、「袖ケ浦ナンバーのトラック」

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 今月9日に秋田市の山林から遺体が見つかった事件で、近隣住民から「2021年ごろ、遺体が見つかった付近で木を切る音を耳にした」、「2年前に女1人、男4人ぐらいの男女が作業服を着て作業していた」、「千葉の袖ケ浦ナンバーのトラックが止まっていた」などとの証言があったという。

秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か
遺体が見つかった現場付近
秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か

 遺体が見つかった場所は、JR秋田駅から約15キロ離れた所で、国道から歩いて5分ほどの山あいに入った集落の雑木林。2021年9月初旬、現在は別の事件で網走刑務所で服役中の元暴力団関係者の男(40代)らが、地元の不動産会社を訪れ、「今すぐ土地を買いたい」などと急いだ様子で秋田市の山林の土地を購入したという。

 警視庁は 秋田市の山林から遺体が見つかった遺体を東京都内の警察署に移し、2021年6月に失踪した愛知県の女性(当時48)との関連を調べ、身元の特定を急ぐとともに、服役中の元暴力団組員ら複数人が遺体遺棄に関わったとみて捜査している。

秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か

 警視庁は、9日に秋田県秋田市の雑木林の土の中から、ブルーシートにくるまれテープで巻かれた状態の身元不明の遺体が見つかった事件で、遺体は2021年6月から行方不明になっている愛知県の女性とみて調べを進めている。

秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か
雑木林の土中から変死体
秋田の雑木林の土中から変死体 行方不明の愛知県の女性か

 2021年6月に愛知県の女性(当時48)が行方不明になる事件があり、女性の息子から小金井警察署に捜索願が出されていた。警視庁捜査一課が、「この土地に遺体が埋められている」との有力情報をもとに、8日午前から秋田市の雑木林を捜索、9日午後6時半すぎに土の中から遺体が発見された。遺体は衣服を着て、膝を折り曲げた状態で、ブルーシートのようなものにくるまれ、その上からテープが巻かれた状態だった。

 警視庁は、この土地の所有者である埼玉県在住の30代女性を含む5人が死体遺棄に関与したとみていて、その女性の夫で、別の事件で北海道の網走刑務所に服役中の元暴力団組員が、事件の中心人物とみて調べている。

 当初、遺体はコンクリート詰めにされ埼玉県内に運ばれたが、異臭を気にして秋田の土地に遺体を移したとみられる。秋田の土地は女性の失踪から半年後に購入されていて、遺体を埋める目的での購入だった可能性があるという。

山健組系「武神会」会長 死体遺棄罪で懲役3年の判決 傷害致死は無罪

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 神戸地裁姫路支部は29日、2019年に兵庫県姫路市の男性(当時47)を暴行して死亡させ、遺体を京都府福知山市の山中に遺棄したとして傷害致死、死体遺棄の罪に問われた、事件当時・特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下だった「五代目山健組」幹部で「二代目武神会」会長・岡田渉被告(49)=姫路市=に対する裁判員裁判で、傷害致死罪については無罪とし、死体遺棄罪について懲役3年の判決を言い渡した(求刑・懲役15年)。岡田被告は「いずれの罪にも関わっていない」と述べ、無罪を主張していた。

岡田渉容疑者
岡田渉被告(49)

 岡田被告は2019年11月、武神会幹部・八軒丈弥受刑者(43・ 殺人罪などで懲役27年確定)や少年8人と共謀し、兵庫県高砂市の路上などで知人の吉田力さん(当時47)=兵庫県姫路市=を刃物やバットで暴行して死亡させ、遺体を京都府福知山市の山林に遺棄したとされる。

 神戸地裁姫路支部は、検察側の「組員から組長に相談があり、組のメンツを傷つけられたと考え暴行を指示した」と組員が供述したとする主張については、証言が曖昧で一貫性がなく、「共謀の根拠とする証言の内容は信用性に乏しい」と指摘し、傷害致死について無罪とした。

 一方、死体遺棄罪に関しては、岡田被告との面会後に組員が一度埋めた遺体を埋め直しており、“埋め直し”するよう指示したと推認できるとして認め、「立場を利用した強く非難されるべき犯行だ」として懲役3年の判決を言い渡した。

集団暴行・死体遺棄 山健組系「武神会」会長に懲役15年求刑

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 神戸地裁姫路支部(渡部五郎裁判長)で2日、2019年に兵庫県姫路市の男性が集団暴行を受け、遺体が京都府福知山市の山中で見つかった事件で傷害致死と死体遺棄の罪に問われた、事件当時は特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下だった「五代目山健組」幹部で「二代目武神会」会長・岡田渉被告(49)=姫路市=に対する裁判員裁判の論告求刑公判が開かれ、検察側は懲役15年を求刑、弁護側は無罪を主張して結審した。

岡田渉容疑者
岡田渉被告(49)

 岡田被告はすでに服役中の武神会幹部・八軒丈弥受刑者(43)=殺人罪などで懲役27年=らと共謀し2019年11月、同県高砂市内の路上などで知人の吉田力さん(当時47)=兵庫県姫路市=をなたで切り付けるなどして死なせ、同年12月に遺体を福知山市の山中に遺棄したとされる。この事件では、岡田被告以外の12人は、不起訴処分の1人を除いて有罪判決や少年院送致となっている。

 検察側は、八軒受刑者らの供述を根拠に、岡田被告と電話で話した直後、八軒受刑者らが吉田さんを襲撃したと指摘。「組トップとして指示があったことは明らか。襲撃の決め手として、重要な役割を果たした」とした。一方、弁護側は「証言が真実だとすれば、矛盾や不合理な点がある」と主張した。判決は3月10日。

川に男性の遺体 暴力団関与の可能性 死体遺棄事件で捜査

 4日午後6時半すぎ、山口県山口市嘉川の椹野川で、男性の遺体がうつ伏せで浮いているのを通行中の付近住民が発見し、119番通報した。

 遺体は40~60歳ぐらいの男性で、椹野川に架かる百間橋付近で見つかった。身長約160センチで紺の半袖Tシャツに、カーキ色のベストとズボンを着用し、免許証を携帯していた。靴下は履いていたが、靴は見つかっていない。男性にすり傷は複数あるものの、致命傷はみられないという

 発見当時、川の流れは正常で、水の量も増えていなかったという。山口県警は死後何者かが関与して遺体を遺棄した疑いが強いとみて、死体遺棄事件として捜査を進めている。

 また事件には暴力団の関係者が関わっている可能性があるとみられていて、警察は司法解剖で死因を調べるとともに、遺棄に関与した人物について捜査している。

貯水槽遺体遺棄事件 新たに暴力団関係者1人を逮捕者

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 千葉県警19日までに、去年10月に運送業・宮内孝介さん(当時46)=成田市=が、印西市小林の防火貯水槽の中から遺体で見つかった事件で、新たに暴力団関係者・岡本直也容疑者(32)を死体遺棄の疑いで逮捕した。

 この事件では指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家十三代目」傘下幹部ら男女7人が死体遺棄容疑で逮捕され、このうち3人は殺人容疑でも再逮捕されている。

 岡本容疑者が犯行前に宮内さんと行動している姿が防犯カメラに映っていたことや、関係者の供述などから関与が明らかになった。岡本容疑者の認否を明らかにしていないが、トラブルには何らかの組織的背景があるとみて、事件の全容解明を急いでいる。

貯水槽遺棄事件 被害男性の車「使っていいと言われた」

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 去年10月28日、千葉県印西市の防火貯水槽から運送業・宮内孝介さん(当時46)=千葉県成田市=の遺体が左足首が切断された状態で見つかった事件で、去年11月に宮内さんの切断された左足と、逮捕された容疑者らのものとみられる血のついた衣服が印西市の別の場所から見つかっていたことがわかった。

 また遺体発見と同時期の10月末に宮内さんの車が東京都内で見つかっていたこともわかった。車に乗っていたのは逮捕された5人とは別の男性で、「他の人から使っていいと言われて借りた」と話しているという。

 千葉県警は今月8日までに、指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家」傘下、「二代目大昇會」幹部で「二代目藤本組」組長・森義明容疑者(63)=東京都新宿区歌舞伎町1=と、横山明容疑者(51)=流山市鰭ケ崎=、自称無職・中上忠寿容疑者(49)=住所不定=と、妻の無職・詩織容疑者(33)=千葉市中央区星久喜町=、出口義納容疑者(53)=八千代市八千代台東1=の男女5人を死体遺棄の疑いで逮捕している。

 現場に向かったのは5人のうち一部で、周辺の防犯カメラの映像や関係者の証言などから5人を特定。県警はそれぞれの役割分担や動機の解明を急いでいる。

 中上容疑者と出口容疑者は暴力団組織に所属していないものの、暴力団と関係があったとされる。中上容疑者は習志野署管内での公務執行妨害事件で、出口容疑者は千葉北署管内での道交法違反事件でそれぞれ逮捕、起訴されていた。5人の認否は明らかにしていないが、宮内さんの殺害にも関与したとみて捜査を進めている。

貯水槽に足首切断遺体 男女5人を死体遺棄容疑で逮捕

 千葉県警は8日までに、千葉県印西市小林の防火貯水槽内で昨年10月、左足首が切断された会社員、宮内孝介さん(46)=成田市=の遺体が見つかった事件で、指定暴力団・住吉会系「幸平一家十三代目」傘下、「二代目大昇會」幹部で・「二代目藤本組」組長・森義明容疑者(63)、中上忠寿容疑者(49)ら男女5人を死体遺棄の疑いで逮捕した。県警は5人の認否は明らかにしていない。

防火貯水槽内で遺体を発見
防火貯水槽内で遺体を発見

 宮内さんは首を刃物のようなもので切られていたほか、左足首が切断されていた。県警は殺人、死体損壊・遺棄事件として調べており、宮内さんが死亡した経緯についても調べる。

 5人の逮捕容疑は共謀し昨年10月21日ごろ、印西市小林の防火貯水槽内に宮内さんの遺体を遺棄した疑い。5人のうちの一部が宮内さんと知人だったという。

 事件は昨年10月28日、トラブルに関する通報を受けて捜索を進めていた県警が同防火貯水槽内で、宮内さんの遺体を見つけて発覚した。県警は遺体の状況などから殺人、死体損壊・遺棄事件と断定し、印西署に捜査本部を設置。関係者に事情を聴くなどして調べていた。

 司法解剖の結果、死因は左右総頸動脈損傷による出血性ショックの疑いがあると判明。現場周辺には傷の状況に見合う血痕がなく、宮内さんが別の場所で殺害された可能性が浮上していた。

住吉会系幹部 同組員の死体遺棄で逮捕 組員同士でトラブルか 

 県警は12日、神奈川県藤沢市の山林に男性の遺体を埋めたとして、指定暴力団・住吉会傘下で東京都豊島区に本部を置く暴力団幹部、瀬川哲容疑者(42)=覚せい剤取締法違反の罪で服役中=を死体遺棄容疑で逮捕した。

瀬川哲容疑者

 逮捕容疑は2015年1月11日ごろ、複数人で共謀し、住吉会傘下の同じ組の組員、山田正幸組員=当時(45)=の遺体を藤沢市用田の山林に埋めて遺棄した疑い。県警は捜査に支障があるなどとして、認否を明らかにしていない。

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平成11年の山口組系組長代行殺害 初公判で元同組幹部 無罪を主張

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 和歌山県新宮市で平成11年9月、指定暴力団・山口組系の元組長代行を射殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた同じ組の元幹部、上田英昭被告(56)=愛知県高浜市=に対する裁判員裁判の初公判が29日、和歌山地裁(武田正裁判長)で開かれ、上田被告は「共謀して殺害したことはありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「実行犯2人に指示して殺害させた」と指摘。一方、弁護側は「殺害の計画には加わっておらず、共犯者ではない」と反論した。

 起訴状などによると、上田被告は11年9月29日夜、新宮市内の路上で同組の準構成員だった38歳と41歳の男=いずれも殺人罪などで服役=と共謀し、中林喜文・元組長代行=当時(56)=の左側頭部などを拳銃で5発撃ち、殺害したとしている。

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