ミナミ最大の半グレ「アビス」50人以上を逮捕 他店襲撃やぼったくり
大阪府警南署は12日までに、大阪附ミナミの繁華街でぼったくり店を営んだり、ライバル店を襲撃したりしたとして、ミナミを拠点とする最大規模の半グレ集団「アビス」のメンバーら、男女計50人以上を、傷害や凶器準備結集などの容疑で逮捕・書類送検した。
傷害などの罪で逮捕・起訴されたのは「アビス」ナンバー2の野口直人被告(20)や、アビスメンバーの岩尾奏良被告(20)など計55人。
岩尾被告らは今年6月、アビスグループが経営する大阪市中央区のガールズバーで20代の男性客3人が飲食代65万円を請求され支払いを拒否した後、従業員に監禁されて顔面を殴るなどして重軽傷を負わせたとされている。警察はグループの経営するバー約20店舗を無許可で営業していた疑いで摘発した。
また今年8月には野口被告(20)らが大阪市中央区で対立する半グレ「O7」(アウトセブン)が経営するガールズバーに金属バットなどを持って集まり、催涙スプレーを噴射する暴行を加えたとされている。10月にはリーダーの少年(当時19)も暴行などの疑いで逮捕・起訴された。
リーダーの少年は暴走族出身で、約3年前にアビスを結成。幹部12人にガールズバーの経営を競わせ、各店で利益の半額程度を上納するように指示。目標額に達しなかった幹部らは暴行を受けたという。上納額は月に約2000万円に及び、リーダーは月30万~50万円を、指定暴力団・任侠山口組系組織に渡していたとみられる。アビスは11月、府警に解散届を提出した。リーダーの少年は調べに対し「アビスなんて知らない」と否認している。
グループは「アビス」と呼ばれ、元暴走族のメンバーら未成年を含む男女約120人が所属。「アビス」が経営するガールズバー約20店舗では、去年からの約1年でぼったくりの被害相談が150件にのぼるなど、料金トラブルが相次いでいた。売上は毎月5000万円以上に上るとみて実態解明を進めている。
傷害などの罪で逮捕・起訴されたのは「アビス」ナンバー2の野口直人被告(20)や、アビスメンバーの岩尾奏良被告(20)など計55人。
岩尾被告らは今年6月、アビスグループが経営する大阪市中央区のガールズバーで20代の男性客3人が飲食代65万円を請求され支払いを拒否した後、従業員に監禁されて顔面を殴るなどして重軽傷を負わせたとされている。警察はグループの経営するバー約20店舗を無許可で営業していた疑いで摘発した。
また今年8月には野口被告(20)らが大阪市中央区で対立する半グレ「O7」(アウトセブン)が経営するガールズバーに金属バットなどを持って集まり、催涙スプレーを噴射する暴行を加えたとされている。10月にはリーダーの少年(当時19)も暴行などの疑いで逮捕・起訴された。
リーダーの少年は暴走族出身で、約3年前にアビスを結成。幹部12人にガールズバーの経営を競わせ、各店で利益の半額程度を上納するように指示。目標額に達しなかった幹部らは暴行を受けたという。上納額は月に約2000万円に及び、リーダーは月30万~50万円を、指定暴力団・任侠山口組系組織に渡していたとみられる。アビスは11月、府警に解散届を提出した。リーダーの少年は調べに対し「アビスなんて知らない」と否認している。
グループは「アビス」と呼ばれ、元暴走族のメンバーら未成年を含む男女約120人が所属。「アビス」が経営するガールズバー約20店舗では、去年からの約1年でぼったくりの被害相談が150件にのぼるなど、料金トラブルが相次いでいた。売上は毎月5000万円以上に上るとみて実態解明を進めている。