7日午後8時半ごろ、指定暴力団・
神戸山口組幹部で直系「三代目
古川組」の
古川恵一総裁(57)が尼崎市内で2人組の男にバットで殴られ負傷した。古川総裁は右の太ももや右腕を数回殴られ軽傷とみられ、兵庫県警が情報収集を進めている。
尼崎南署によると、古川総裁は阪神尼崎駅近くの飲食店を家族と出て、歩いていたところを襲われた。古川総裁は「2人は黒っぽい服装で、マスクをしていた」と話しているという。
古川組は昨年4月にあった
神戸山口組の分裂騒動に伴い、元組長の古川総裁が
神戸山口組に残留する一方、組員らが「
任侠山口組」に流出。勢力が二分する中、同市内の繁華街での縄張り争いや組員の切り崩し工作が続いている。