「紀州連合会」会長暴行死 「倉本組」幹部ら4人に10~8年求刑
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和歌山地裁(武田正裁判長)で4日、和歌山市で昨年10月、当時・指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下「五代目紀州連合会」の松下功会長(50)を暴行して死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた、指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」の事務局長、鈴木義大こと鈴木充被告(55)=同市=ら4人の裁判員裁判の論告求刑公判が開かれた。
検察側は鈴木被告ら3人にいずれも懲役10年、ほか1人に懲役8年を求刑し結審した。
検察側は論告で、山口組の分裂問題に絡んで、倉本組と紀州連合会も対立関係にあった背景事情を指摘。さらに松下会長から侮辱や挑発を受けていたとして「8人には暴力を振るう共通の動機があった」と共謀関係を主張し「集団で一方的に暴行を加えるなど悪質な犯行だ」と述べた。
一方、弁護側は最終弁論で「事件は偶発的で、共謀はなかった」と反論した。判決は今月11日に言い渡される予定。
この事件では、他にも倉本組幹部を含む4人が同罪などで起訴されている。
和歌山地裁(武田正裁判長)で4日、和歌山市で昨年10月、当時・指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下「五代目紀州連合会」の松下功会長(50)を暴行して死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた、指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」の事務局長、鈴木義大こと鈴木充被告(55)=同市=ら4人の裁判員裁判の論告求刑公判が開かれた。
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検察側は論告で、山口組の分裂問題に絡んで、倉本組と紀州連合会も対立関係にあった背景事情を指摘。さらに松下会長から侮辱や挑発を受けていたとして「8人には暴力を振るう共通の動機があった」と共謀関係を主張し「集団で一方的に暴行を加えるなど悪質な犯行だ」と述べた。
一方、弁護側は最終弁論で「事件は偶発的で、共謀はなかった」と反論した。判決は今月11日に言い渡される予定。
この事件では、他にも倉本組幹部を含む4人が同罪などで起訴されている。