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みかじめ料は年4千万円 工藤会のカネ集めの実情、元幹部が証言

 指定暴力団工藤会が市民らを襲撃したとされる一連の事件の公判で、工藤会2次団体の経理を任されていた元組幹部が23日、別の元工藤会系組幹部の公判で検察側の証人として福岡地裁で証言した。みかじめ料や上納金による工藤会のカネ集めの実情を告白した。

 証言したのは、工藤会最大勢力の田中組の元事務局長。工藤会ナンバー3で「五代目田中組」、組長菊地敬吾被告(44)と中学の同級生で、2015年5月に工藤会を離脱した。

 暴力団の中枢にいた人物が集金システムを公判で明かすのは異例。元事務局長は別室に入り、映像と音声を介して質問に答えた。

 証言によると、組の収入源は組員から集める上納金と事業者からのみかじめ料。上納金は組員の立場によって組に2万~5万円、工藤会本体に3万~21万円を毎月払う。組織のために殺人事件などを起こして長期間服役した経験がある組員らは免除されていた。

 みかじめ料は縄張りとしていた北九州市小倉北区の繁華街のスナックや性風俗店から組員が個々に集め、半額を組に入れる。例えば飲食店なら月10万円程度で、「なぜもらえるのか」と検察側が問うと「トラブルを処理するためです」と答えた。組に集まるみかじめ料は多い月で350万円になり、年間3千万~4千万円にのぼったという。

 また臨時で菊地被告から数千万円規模の入金もあり、元事務局長は「パチンコ店や建設会社のみかじめと思っていた」。13~14年ごろには田中組だけで150人近い組員がおり、組には約1億2千万円の資産があった、とも述べた。

  

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