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正木組銃撃の経緯説明 中西組傘下組員「行くんなら自分が」

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 指定暴力団神戸山口組系「正木組」の事務所などに昨年2月、銃弾が撃ち込まれた事件で、銃刀法違反(発射、加重所持)の罪に問われた大阪市、指定暴力団山口組中西組の傘下組員、山本敏行被告(39)の初公判が12日、福井地裁(入子光臣裁判長)で開かれた。

 正木組銃撃事件の公判では検察側が、山本敏行被告と、上役に当たる中西組若頭、野坂利文被告とのやりとりを説明。銃撃に至るまでの状況が、関係者の供述調書の内容を基に生々しく明かされた。

 山本被告は事件当時、中西組事務所に住み込みで働いており、野坂被告は中西組の若頭で組長に次ぐ地位にあった。

 2015年12月末ごろ、野坂被告が「だれか行ってくれるやついないかなあ」と言ったのを受け「行くんなら自分が行きます」と山本被告が応じたという。“行き先”は、土地勘があり、知名度もある正木組に決め、昨年1月下旬ごろ、「とりあえず正木を狙います」と山本被告が野坂被告に報告。「自分が捕まったらカシラ(野坂被告)のところ、警察が行くと思いますがすみません」「しゃあねえわ」といったやりとりもしていたとしている。

 また、犯行に使われた拳銃や銃弾は「道具」「お土産」などと称して、野坂被告が別の組関係者に北陸自動車道の北鯖江パーキングエリアで紙袋に入れて渡し、この組関係者が越前市内の飲食店で山本被告に渡したという。その際には中西組若頭補佐による電話指示もあったとしている。

 当日、山本被告は気比神宮で拳銃に弾を込め、現場へ向かったという。

 公判で弁護側は、山本被告は野坂被告に発砲する旨を伝えておらず、直前まで発砲を決めていなかったとして「共謀は存在しない」と否定している。

  

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