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組を抜けて8年、口座開けぬ「山口組」傘下元組員 家裁が改名認める/兵庫

 指定暴力団「山口組」傘下の組織を8年前に脱退した40代男性が、地元・兵庫県内の家庭裁判所に、改名を認められたことがわかった。以前断られた信用金庫とは別の金融機関に口座の開設を申し込み、車の免許証の名前も変える予定だという。

 6月下旬、経営する会社の給与振り込みに使う口座の開設を申し込んだところ、地元の信用金庫が拒否。男性は、暴力団員などを登録する信金のデータベース(DB)に名前が残っているためだとし、社会生活への支障を訴えていた。

 許可は10月19日付。改名手続きに詳しい弁護士によると、暴力団排除に使われるDBに絡んで改名が認められるのは珍しいという。

 家裁への申立書などによると、男性が組を脱退したのは2008年4月。ある事件で逮捕され、不起訴処分後に破門された。長らく資金源としていた建設工事の仲介の仕事が不景気続きで細り、年間1千万円の上納金、月7万円の会費負担が難しくなっていた。

 今年6月、応対した信金の男性支店長に「当金庫の規定では契約できません」と告げられた。8年経っても、まだデータベースに登録が残っているのか。「理由を教える義務はあるでしょ」。男性は食い下がったが、「お答えできない」と繰り返された。

 全国銀行協会や全国信用金庫協会に加盟する銀行や信金は各自の排除条項により、現役の組員▽組の威力を利用して不法行為をしたり、組に資金提供したりする準構成員▽脱退して5年未満の元組員――には、口座を開かせないと決めている。該当するかどうかは、事件報道や警察が捜査で行う口座照会などで得られた個人名を入力した、自前のDBで調査。登録や削除に法的な取り決めはなく、内容も各社の判断に委ねられている。

  

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