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発砲は離脱派正木組に制裁目的か 福井県内の縄張りめぐる争い背景

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 指定暴力団山口組の分裂を受け、福井県内でも暴力団が「離脱派」と「残留派」に二分する中、離脱派の正木組(敦賀市)の事務所に23日、実弾が撃ち込まれた。逮捕された山本敏行容疑者(38)は残留派の暴力団組員だった。福井県警は正木組への制裁目的だった可能性があるとみて警戒を強めている。

 捜査関係者によると、正木組は分裂を機に山口組を離脱し、神戸山口組幹部に転じた。一方、県内のほかの組は山口組に残留。県警は衝突を懸念し、正木組事務所前で連日、厳戒態勢を取っていた。

 山本容疑者は山口組系の残留組織、中西組の傘下組員。同組はかつての正木組と同じ2次団体の規模を誇り、大阪市に拠点があるものの、県内の組出身者が組長や幹部を務めるなど福井県との関係は深いとされる。

 最近では、福井県嶺北地方の別の組(現在は解散)の幹部と正木組が接近しているとの情報もあり、県内の暴力団情勢はめまぐるしく流動している。県内のある暴力団関係者は「事件の背景に県内の縄張りをめぐる争いがある」とみる。

 県警は銃撃事件の直後から、福井市内にある中西組傘下の組事務所前で警戒を始めた。「(衝突の)連続的発生が懸念される」と防犯情報サイトで発信するなどし、県民に注意を呼び掛けている。

  

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