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新組織トップに「山健組」組長…淡路島を拠点か

 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂問題で、山口組から離脱した組長らが新組織を発足させたとみられることが5日、捜査関係者への取材で分かった。離脱した13団体の組長ら全員が関わっているといい、傘下組織まですべて加われば構成員は約3千人。警察当局は新組織の動向を監視し実態解明を急ぐ。一方、13団体離脱後の山口組の構成員は約7千人で、抗争の発生も懸念される。今年で結成100年となった山口組は大きな岐路を迎えた。

 捜査関係者によると、新組織に加わったとみられるのは、渡辺芳則・5代目組長(故人)の出身母体である山健組(神戸市中央区)や宅見組(大阪市中央区)、侠友会(兵庫県淡路市)など大阪、兵庫、福井、岡山、京都、熊本各府県の13団のほか、山健組傘下の1団体を昇格させ、拠点を侠友会事務所(兵庫県淡路市)に置くとの情報もある。

 このうち、構成員約2千人を抱え、最大勢力の山健組井上邦雄組長が新組織の組長に、かつて山口組ナンバー3だった宅見組入江禎(ただし)組長がナンバー2の役職にそれぞれ就く人事も決まったとされる。

 新組織の名称は「神戸山口組」といわれている。ただ、名称については「本家山口組」などの情報もあり、新組織の参加団体数や規模などは依然流動的という。兵庫県警など警察当局は、山口組との対立は不可避とみて、警戒を一層強める。

 山健組の事務所近くのビルで5日に開かれた会合は、新組織発足後初の「定例会」だったとみられる。会合には、山口組を離脱した組長らのほか、国内2番目の指定暴力団住吉会(総本部・東京都港区)総本部長の加藤英幸幸平一家総長)も出席。捜査関係者によると、新組織結成の協議に際して「立会人」などの立場で出席したとみられている。

  

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