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警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、警察庁は「国際テロリズム緊急展開班」(TRT-2)をヨルダンに派遣した。TRT-2以外にも警察には、重大事件に対処する組織として「SAT」や「SIT」も存在する。人命が脅かされた極めて過酷な状況下で対処するこれら警察の「特殊部隊」とは、どのようなものなのか。

■海外のテロで捜査支援・情報分析を担う「TRT-2」

 TRT-2(Terrorism Response Team-Tactical Wing for Overseas)について、警察庁は以下のように定義している。

 「邦人の生命、身体及び財産並びに我が国の重大な利益を害し、又は害するおそれのあるテロに係る事案が発生した場合、国際的な捜査協力を必要とするテロが発生した場合等に、国際テロに関する捜査や鑑識、人質交渉等に関して専門性を有する警察職員等を警察庁長官の決定に基づいて派遣し、当該事案に関する情報収集、現地治安情報機関等への捜査支援等を行う」  今回のイスラム国人質事件では殺害脅迫映像が公表された1月20日、警察庁がヨルダンの首都アンマンに出張中の職員を現地で活動させることを決定。翌21日には東京から「外事特殊事案対策官」らを派遣した。

 現地では、イスラム国内部にも協力者を持つとされるヨルダンの「総合情報部(GID)」や、日本と同様に自国民を人質に取られた米国の「中央情報局(CIA)」など、各国の情報機関に接触。イスラム国の組織や動向などについて、情報収集を急いだ。

 TRT-2が誕生するきっかけは、1996年のペルー日本大使公邸占拠事件だった。この事件で、「突発のテロといった非常事態に総合的に対応できる態勢の整備が必要となった」(警察幹部)ことから、98(平成10)年にTRT-2の前身組織「国際テロ緊急展開チーム」(TRT=Terrorism Response Team)が設置されたのだ。

 その後、2001年の米中枢同時テロの発生で国際テロの潜在的脅威が高まった。こうした中、03(平成15)年には刑法の「国外犯規定」が改正され、日本人が外国で重大事件の被害者となった場合に現地での捜査が可能となった。

 これにより、人質交渉や鑑識活動の支援、生物・化学テロの分析活動の協力など「現場の技術」を海外でも生かせることになり、警察庁職員だけだったTRTに、警視庁をはじめとした都道府県警察の「現場」職員を新たに組み込んだTRT-2が04(平成16)年に誕生したのだ。

 TRT-2の要員は、警察庁国際テロリズム対策課の外事警察のエキスパート職員を中心に、全国の警察から選抜された刑事部鑑識課員や、生物・化学テロに対処する公安捜査員ら100人以上で構成されているとされる。要員は平時には都道府県警察のそれぞれの持ち場で勤務しているが、有事になると招集されるようになっている。

 過去には米中枢同時テロのほか、バリ島爆弾テロ(05年)、アルジェリアの「日揮」人質事件(13年)などに派遣され、現地で活動した実績がある。

■「制圧」が最大目的 警備警察の特殊部隊「SAT」

 海外でのテロ事件に派遣されるTRT-2に対して、国内でハイジャックや重要施設の占拠事件などに対処する特殊部隊が「SAT」(Special Assault Team)だ。SATは8都道府県警察(北海道、警視庁、千葉、神奈川、愛知、大阪、福岡、沖縄)に設置されている。

 TRT-2の発足の契機がペルー日本大使公邸占拠事件だったのに対し、SATの設立契機はそれより20年近く古い。1977(昭和52)年にパリ発東京行き日本航空機が日本赤軍を名乗るグループにハイジャックされた「ダッカ事件」にさかのぼるとされる。

 SATは思想的背景を持ち、説得にも応じない「テロリスト」への対処を想定。銃器や爆弾など多数を殺傷できる武器を持った人質立てこもり事件などに対処するため、事態の「制圧」と人質救出のみを目的とする急襲部隊だ。

 組織上は都道府県警察の警備部に所属し、「機動隊などから特に身体能力が高く、精神的にもタフで、瞬時に高い判断能力を発揮できる者のみが選抜される」(警察幹部)。

 隊員は日々訓練の連続だ。ハイジャックの突入はもちろん、ビルからロープで下降したまま犯人を射撃するものなどさまざまだ。

 危険と隣り合わせの任務遂行が求められるSAT隊員。2007(平成19)年の愛知県長久手町(現長久手市)で起きた元暴力団組員による拳銃使用立てこもり事件で、SAT創設以来初めての殉職者を出した。

■「犯人生け捕り」が任務 刑事警察の特殊部隊「SIT」

 TRT-2、SATに比べ出動頻度も高く、テレビドラマなどでもなじみ深いのが、捜査1課特殊班(SIT=Special Investigation Team)だ。

 TRT-2、SATはテロを想定したものだったのに対し、SITは立てこもり、誘拐、企業恐喝などの刑事事件を扱う。身代金を奪われた上、被害者が殺害されるという最悪の展開をたどった「吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐事件」(昭和38年)の反省から警視庁に翌年、設立された。

 SATがオペレーション中心で制圧を目指すのに対し、SITは犯人の「生け捕り」を目指す。あくまで逮捕し取り調べ、裁判にかけるという司法手続きの流れが前提となっている。

 全員が刑事で構成され、交渉や説得術にたけた「職人技」も存在する。

 元SIT隊員は言う。「立てこもり事件で犯人の名前が分からない。そんなとき『おい!○○』と呼びかけてみる。そうすると『俺は○○じゃねぇ!××だ』と答えたらもうけもんだ。こんな古典的な技も使う」。そのほか、人間の習性や反射的な対応をうまく利用した逮捕術を駆使して犯人逮捕に結びつけるのが、SATとは大きく異なるところだ。

 ところで、SATが「サット」と呼ばれることから、SITを「シット」と呼ぶ人もいるが、「これだと英語で汚い意味になってしまう。『エス・アイ・ティー』と呼ぶのが正式で『シット』は間違いだ」と元SIT隊員は憤る。

 警察内部では「エス・アイ・ティー」が浸透してはいる。だが、数年前の全国の警察幹部会議で某県警幹部が報告で間違えて「シット」と読んでしまい、訂正されたこともあったという。読み方には注意が必要だ。

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