無許可でナマコ加工製造 新たに「浅野組」系組員を逮捕
>>関連記事
広島県警福山東署と県警捜査4課は5月1日、県の認可を受けずにナマコの加工製造をした疑いで、4月26日に福山市の男3人が逮捕された事件で、新たに暴力団組員の男1人を食品衛生に関する条例違反の疑いで逮捕した。
捕されたのは、指定暴力団・五代目浅野組系「二代目中岡組」組員、真鍋吉郎容疑者(41)=福山市花園町1=。
調べによると、真鍋容疑者は今年1月下旬から先月上旬までの間、26日に逮捕された福山市の会社役員、李裕明容疑者ら3人と共謀し、福山市鞆町の倉庫で県の認定を受けていないにも関わらず「塩漬けなまこ」の加工製造をした疑いが持たれている。真鍋容疑者の認否は明らかにしていない。
真鍋容疑者らはナマコの販売で2000万円あまりの収益を上げていて、その多くが真鍋容疑者を通じて中岡組の資金源になっていたとみて、詳しい流通ルートなどを捜査している。
広島県警福山東署と県警捜査4課は5月1日、県の認可を受けずにナマコの加工製造をした疑いで、4月26日に福山市の男3人が逮捕された事件で、新たに暴力団組員の男1人を食品衛生に関する条例違反の疑いで逮捕した。
捕されたのは、指定暴力団・五代目浅野組系「二代目中岡組」組員、真鍋吉郎容疑者(41)=福山市花園町1=。
調べによると、真鍋容疑者は今年1月下旬から先月上旬までの間、26日に逮捕された福山市の会社役員、李裕明容疑者ら3人と共謀し、福山市鞆町の倉庫で県の認定を受けていないにも関わらず「塩漬けなまこ」の加工製造をした疑いが持たれている。真鍋容疑者の認否は明らかにしていない。
真鍋容疑者らはナマコの販売で2000万円あまりの収益を上げていて、その多くが真鍋容疑者を通じて中岡組の資金源になっていたとみて、詳しい流通ルートなどを捜査している。
任侠山口組 会費を減額、奇数月に定例会
指定暴力団・任侠山口組が4月以降、毎月の定例会を隔月開催とし、直系組長の毎月会費を10万円から5万円に減額することが分かった。警察の取り締まりや暴力団対策法などの規制強化で資金源獲得に苦しむ暴力団組員が増える中、兵庫県警は同組が勢力拡大に向け、組員の負担を軽くして求心力を高める狙いがあるとみて警戒している。
任侠山口組は昨年4月30日、尼崎市内で記者会見を開き、神戸山口組からの離脱を表明。今年3月、尼崎市内の事務所を本拠地とした指定暴力団とされた。
これまで定例会は、新年の方針を示す「事始め式」のあった昨年12月などを除き、ほぼ毎月28日に開催。だが最近は約60人いる直系組長に欠席者が増えており、今年3月も約10人が姿を見せなかった。
「表向きは体調不良が理由でも、実は交通費が捻出できなかったり、会費が払えずに出席できなかったりする組長もいる」と捜査関係者。「高額の会費は組織への不満に結び付き、神戸山口組から離脱した一因にもなった。内部崩壊に至らないよう危惧しているようだ」と語る。
任侠山口組は、4月の定例会を中止し、5月以降は奇数月に開催する方針を組員らに通達。また勢力拡大を図るため、毎月10万円の会費を納めれば直系組長として登用してきたが、一部の直系組長を除き、会費を5万円に減額したという。
県警幹部は「場当たり的な対応が多く、組織は一枚岩でない。資金源を巡る摩擦に警戒し、取り締まりを強めたい」としている。
任侠山口組は昨年4月30日、尼崎市内で記者会見を開き、神戸山口組からの離脱を表明。今年3月、尼崎市内の事務所を本拠地とした指定暴力団とされた。
これまで定例会は、新年の方針を示す「事始め式」のあった昨年12月などを除き、ほぼ毎月28日に開催。だが最近は約60人いる直系組長に欠席者が増えており、今年3月も約10人が姿を見せなかった。
「表向きは体調不良が理由でも、実は交通費が捻出できなかったり、会費が払えずに出席できなかったりする組長もいる」と捜査関係者。「高額の会費は組織への不満に結び付き、神戸山口組から離脱した一因にもなった。内部崩壊に至らないよう危惧しているようだ」と語る。
任侠山口組は、4月の定例会を中止し、5月以降は奇数月に開催する方針を組員らに通達。また勢力拡大を図るため、毎月10万円の会費を納めれば直系組長として登用してきたが、一部の直系組長を除き、会費を5万円に減額したという。
県警幹部は「場当たり的な対応が多く、組織は一枚岩でない。資金源を巡る摩擦に警戒し、取り締まりを強めたい」としている。