無許可でナマコの加工製造 韓国籍の男ら3人を逮捕
広島県警は26日、広島県福山市の倉庫でナマコを無許可で加工製造したとして韓国籍の男ら3人を食品衛生に関する条例違反の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは韓国籍で会社役員、李裕明容疑者(49)=福山市新涯町=、自称水産加工業の胡子敬志(47)=福山市松浜町=、会社員の坂口豪(34)=福山市東川口町=の3人。3人の認否は明らかにしていない。
警察によると、3人は共謀して今年1月下旬から4月上旬までの間、福山市鞆町の倉庫で営業施設の認定を受けずにナマコを長期間保存できるよう「塩漬けなまこ」の加工製造をした疑いがもたれている。今年1月に「無許可でなまこを加工している人がいる」と情報が寄せられ、警察が捜査を進めていた。
警察は26日、関係先13か所を捜索し、暴力団員の名刺などを押収した。
漁協関係者によるとナマコの買取価格は1kgあたり600円ほどで、加工したものは中国などでは高値で取り引きされているという。加工製造したナマコの販売による収益2000万円の多くが、暴力団関係者に渡っているものとみて、流通ルートなど詳しく捜査している。
逮捕されたのは韓国籍で会社役員、李裕明容疑者(49)=福山市新涯町=、自称水産加工業の胡子敬志(47)=福山市松浜町=、会社員の坂口豪(34)=福山市東川口町=の3人。3人の認否は明らかにしていない。
警察によると、3人は共謀して今年1月下旬から4月上旬までの間、福山市鞆町の倉庫で営業施設の認定を受けずにナマコを長期間保存できるよう「塩漬けなまこ」の加工製造をした疑いがもたれている。今年1月に「無許可でなまこを加工している人がいる」と情報が寄せられ、警察が捜査を進めていた。
警察は26日、関係先13か所を捜索し、暴力団員の名刺などを押収した。
漁協関係者によるとナマコの買取価格は1kgあたり600円ほどで、加工したものは中国などでは高値で取り引きされているという。加工製造したナマコの販売による収益2000万円の多くが、暴力団関係者に渡っているものとみて、流通ルートなど詳しく捜査している。
がん治療で暴力団脱退 元組員の生活保護認める
がん治療のために暴力団を脱退した静岡市の男性(66)が、生活保護の支給を認めなかった市に処分取り消しなどを求めた訴訟の判決で、静岡地裁(細矢郁裁判長)は26日、「生活保護の要件を満たしており、処分は違法」として取り消しを認めた。
判決によると、男性は暴力団組員だった2014年3月に肝細胞がんと診断され14年5月、静岡県警から発行された「脱退届出承認書」を市に提出し生活保護を申請。市は暴力団をやめた理由が病気だったなどとして却下した。
訴訟で市側は、男性が生活保護の申請時、暴力団を正式に脱退したと認められないとして「要件を満たさない」と主張。男性側は「治療に専念するため暴力団を脱退し、申請時は組員でなかった」と反論していた。
一方、損害賠償については「市は漫然と処分したとまで言えない」として認めなかった。
判決によると、男性は暴力団組員だった2014年3月に肝細胞がんと診断され14年5月、静岡県警から発行された「脱退届出承認書」を市に提出し生活保護を申請。市は暴力団をやめた理由が病気だったなどとして却下した。
訴訟で市側は、男性が生活保護の申請時、暴力団を正式に脱退したと認められないとして「要件を満たさない」と主張。男性側は「治療に専念するため暴力団を脱退し、申請時は組員でなかった」と反論していた。
一方、損害賠償については「市は漫然と処分したとまで言えない」として認めなかった。