山口組総本部の使用制限へ 県警、住民と申請協議検討
指定暴力団・山口組が神戸市灘区に構える総本部について、兵庫県警などが司法手続きによる使用制限を目指す方針を固めたことが8日、分かった。使用差し止めを求める仮処分の申し立てに向けて住民らとの協議を検討している。2015年8月以降、山口組をはじめ分裂した3団体の対立が続く中、「巻き添えになりかねない」などと不安の声が上がっており、活動の抑制を目指す。
県警などによると、山口組総本部は1963年、三代目、田岡一雄組長の自宅として使用が始まり、85年からの山一抗争では組織の活動拠点になった。名古屋に拠点を置く「弘道会」出身の六代目、司忍組長が05年に就任後も神戸に総本部を置いたままで、全国の直系組長が集まる「定例会」を月1回のペースで開いている。
県警などによると、山口組総本部は1963年、三代目、田岡一雄組長の自宅として使用が始まり、85年からの山一抗争では組織の活動拠点になった。名古屋に拠点を置く「弘道会」出身の六代目、司忍組長が05年に就任後も神戸に総本部を置いたままで、全国の直系組長が集まる「定例会」を月1回のペースで開いている。