暴追運動リーダー宅銃撃事件 工藤会幹部ら6人逮捕
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福岡県警は9日、北九州市小倉南区で2010年3月、暴力団追放運動に取り組む同区自治総連合会長の男性(故人・当時75歳)宅が銃撃された事件で、特定危険指定暴力団・工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太被告(54・殺人罪などで起訴)ら、組員6人を殺人未遂と銃刀法違反(加重所持)容疑で逮捕した。
県警は、工藤會が暴追運動に対する報復のため組織的に事件を起こしたとみて全容解明を進めている。
ほかに逮捕されたのは、いずれも工藤會系「五代目田中組」幹部・蔵永修受刑者(49)と、洲崎秀輝被告(48)、今田隆史被告(42)、桜木淳典被告(38)、今村研一被告(39)の5人=いずれも起訴済み=。
瓜田被告らは共謀し、2010年3月15日午後11時過ぎ、同区の男性宅に拳銃を数発発射し、男性らを殺害しようとした疑いが持たれている。寝室にいた男性や家族にケガはなかったが、玄関のガラスや勝手口から弾痕が見つかった。県警は認否を明らかにしていない。
同区では事件前、「四代目工藤會 長野会館」の看板を掲げた組事務所が新設されたのが確認された。男性はリーダー的な存在として、住民らと事務所撤去を求める運動に取り組んでいた。
福岡県警は9日、北九州市小倉南区で2010年3月、暴力団追放運動に取り組む同区自治総連合会長の男性(故人・当時75歳)宅が銃撃された事件で、特定危険指定暴力団・工藤會幹部で「瓜田組」組長・瓜田太被告(54・殺人罪などで起訴)ら、組員6人を殺人未遂と銃刀法違反(加重所持)容疑で逮捕した。
県警は、工藤會が暴追運動に対する報復のため組織的に事件を起こしたとみて全容解明を進めている。
ほかに逮捕されたのは、いずれも工藤會系「五代目田中組」幹部・蔵永修受刑者(49)と、洲崎秀輝被告(48)、今田隆史被告(42)、桜木淳典被告(38)、今村研一被告(39)の5人=いずれも起訴済み=。
瓜田被告らは共謀し、2010年3月15日午後11時過ぎ、同区の男性宅に拳銃を数発発射し、男性らを殺害しようとした疑いが持たれている。寝室にいた男性や家族にケガはなかったが、玄関のガラスや勝手口から弾痕が見つかった。県警は認否を明らかにしていない。
同区では事件前、「四代目工藤會 長野会館」の看板を掲げた組事務所が新設されたのが確認された。男性はリーダー的な存在として、住民らと事務所撤去を求める運動に取り組んでいた。
大麻栽培 山口組系組長ら3人を逮捕
密売目的で大麻を栽培したなどとして、警視庁組織犯罪対策5課は、大麻取締法違反(営利目的栽培)などの疑いで、指定暴力団・山口組系國粹会傘下八代目信州齊藤一家幹部で、「和興業」組長、後藤和広容疑者(40)=長野県諏訪市=と、無職の飯星啓太容疑者(30)=長野市=ら男3人を逮捕した。
逮捕容疑は、3人で共謀し、8月中旬~10月中旬ごろ、植木鉢で大麻を栽培。10月19日に飯星容疑者の自宅で、乾燥大麻約41グラムを所持したとしている。
組対5課によると、飯星容疑者は7月、長野市内に一軒家を契約し、大麻を栽培していた。
同課は5月、米国からスキー靴に隠した乾燥大麻1・4キロを密輸しようとしたとする大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで後藤容疑者が組長を務める和興業の組員を逮捕。その後の捜査で後藤容疑者と飯星容疑者の関与が浮上し、飯星容疑者の自宅を捜索。大麻草を栽培した植木鉢108鉢を押収していた。
逮捕容疑は、3人で共謀し、8月中旬~10月中旬ごろ、植木鉢で大麻を栽培。10月19日に飯星容疑者の自宅で、乾燥大麻約41グラムを所持したとしている。
組対5課によると、飯星容疑者は7月、長野市内に一軒家を契約し、大麻を栽培していた。
同課は5月、米国からスキー靴に隠した乾燥大麻1・4キロを密輸しようとしたとする大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで後藤容疑者が組長を務める和興業の組員を逮捕。その後の捜査で後藤容疑者と飯星容疑者の関与が浮上し、飯星容疑者の自宅を捜索。大麻草を栽培した植木鉢108鉢を押収していた。
浪川会発砲は「前会長の恨み」 道仁会系元幹部を再逮捕へ
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福岡県大牟田市の指定暴力団「浪川会」本部事務所で10月に起きた発砲事件で、銃刀法違反(所持)容疑で逮捕された指定暴力団「道仁会」系元組幹部、榎芳秋容疑者(63)が「射殺された道仁会前会長のあだ討ちをするつもりだった」と供述していることが分かった。県警は9日にも榎容疑者を殺人未遂容疑などで再逮捕する方針。
捜査関係者によると、榎容疑者は10月19日午後2時ごろ、浪川会本部事務所内で拳銃を発砲し同会系組員の男性を殺害しようとした疑いが持たれている。榎容疑者は「知り合いに会いに来た」と話した直後、組員ともみ合いになって拳銃を少なくとも2発発砲。組員は右足の指に軽傷を負った。
道仁会の松尾義久前会長(当時56歳)は2007年8月、福岡市中央区の路上で頭などを拳銃で撃たれ殺害された。この事件で07年10月~08年1月に浪川会の前身である九州誠道会系組幹部ら3人が殺人容疑などで逮捕され、13年6月に道仁会と九州誠道会は「抗争終結」を宣言した。
榎容疑者はかつて道仁会の2次団体のナンバー2だったが、松尾前会長殺害事件当時は服役中だった。県警は榎容疑者が前会長殺害に個人的な恨みを募らせて起こした発砲事件で、組織的背景はなかったとみて調べる。
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捜査関係者によると、榎容疑者は10月19日午後2時ごろ、浪川会本部事務所内で拳銃を発砲し同会系組員の男性を殺害しようとした疑いが持たれている。榎容疑者は「知り合いに会いに来た」と話した直後、組員ともみ合いになって拳銃を少なくとも2発発砲。組員は右足の指に軽傷を負った。
道仁会の松尾義久前会長(当時56歳)は2007年8月、福岡市中央区の路上で頭などを拳銃で撃たれ殺害された。この事件で07年10月~08年1月に浪川会の前身である九州誠道会系組幹部ら3人が殺人容疑などで逮捕され、13年6月に道仁会と九州誠道会は「抗争終結」を宣言した。
榎容疑者はかつて道仁会の2次団体のナンバー2だったが、松尾前会長殺害事件当時は服役中だった。県警は榎容疑者が前会長殺害に個人的な恨みを募らせて起こした発砲事件で、組織的背景はなかったとみて調べる。
災害復旧工事めぐり組事務所買取を迫る 山健組傘下組長逮捕
今年7月に発生した九州北部豪雨の災害復旧工事にからみ、復旧工事を発注した会社の社員に対し、神戸山口組傘下組長が組事務所と土地を買い取るよう脅したとして恐喝未遂の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは日田市渡里に住む神戸山口組系山健組顧問で「小政組」組長、本田小政こと本多正則容疑者(68)。
本多容疑者は今年7月、九州北部豪雨による災害復旧工事を発注した福岡市にある会社の社員に対して、組の事務所と土地を買い取るよう脅した疑いが持たれています。
本多容疑者は今年7月、災害復旧工事の着工前のあいさつに自宅を訪れた工事関係者に対し、約1時間にわたり土地と事務所を買い取りを迫り、「自宅と土地の価格は1億1千万円。俺は神戸山口組だ」と脅したという。この会社が警察に届け出た為、恐喝は未遂で終わった。本多容疑者は容疑を否認している。
警察は本多容疑者の事務所を家宅捜索し、容疑の裏づけを進めている。
逮捕されたのは日田市渡里に住む神戸山口組系山健組顧問で「小政組」組長、本田小政こと本多正則容疑者(68)。
本多容疑者は今年7月、九州北部豪雨による災害復旧工事を発注した福岡市にある会社の社員に対して、組の事務所と土地を買い取るよう脅した疑いが持たれています。
本多容疑者は今年7月、災害復旧工事の着工前のあいさつに自宅を訪れた工事関係者に対し、約1時間にわたり土地と事務所を買い取りを迫り、「自宅と土地の価格は1億1千万円。俺は神戸山口組だ」と脅したという。この会社が警察に届け出た為、恐喝は未遂で終わった。本多容疑者は容疑を否認している。
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