任侠山口組系幹部銃撃 道仁会系組幹部ら5人を逮捕
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福岡県警は11日、福岡市博多区の繁華街で7月27日午後11時半ごろの発砲事件で、任侠山口組系「二代目植木会」幹部らを射殺しようとしたとして、指定暴力団・道仁会系「松永組」幹部・阿比留将臣容疑者(55)=同市博多区=ら5人を殺人未遂などの疑いで逮捕した。県警は5人の認否を明らかにしていない。
阿比留容疑者は7月27日午後11時25分ごろ、博多区上川端町の路上を歩いていた植木会幹部(41)を殺害しようと、車内から拳銃2発を発射。うち1発が男性のジャケットを貫通したが、体には当たらずケガはなかった。現場近くの駐車場の塀に弾痕のようなものが見つかっていた。
事件前、阿比留容疑者が所属する松永組と、狙われた植木会は九州最大の歓楽街・中洲での客引きなどの利権をめぐりトラブルになっていたという。
県警は、5人のほかに事件に関わったとみられている道仁会系組員ら3人の逮捕状を取り、行方を追っている。
福岡県警は11日、福岡市博多区の繁華街で7月27日午後11時半ごろの発砲事件で、任侠山口組系「二代目植木会」幹部らを射殺しようとしたとして、指定暴力団・道仁会系「松永組」幹部・阿比留将臣容疑者(55)=同市博多区=ら5人を殺人未遂などの疑いで逮捕した。県警は5人の認否を明らかにしていない。
阿比留容疑者は7月27日午後11時25分ごろ、博多区上川端町の路上を歩いていた植木会幹部(41)を殺害しようと、車内から拳銃2発を発射。うち1発が男性のジャケットを貫通したが、体には当たらずケガはなかった。現場近くの駐車場の塀に弾痕のようなものが見つかっていた。
事件前、阿比留容疑者が所属する松永組と、狙われた植木会は九州最大の歓楽街・中洲での客引きなどの利権をめぐりトラブルになっていたという。
県警は、5人のほかに事件に関わったとみられている道仁会系組員ら3人の逮捕状を取り、行方を追っている。
福岡・中洲で客引き争い、トラブル相次ぐ 抗争の火種に
九州最大の歓楽街、福岡市・中洲で、客引きグループの縄張り争いから背後にいる暴力団同士のトラブルに発展するケースが相次いでいる。昨年7月に十数人の組員を引き連れて威圧行為をした暴力団幹部が逮捕されたほか、今年7月末には暴力団関係者2人が狙われる発砲事件が発生。抗争事件につながる恐れもあり、福岡県警は巡回態勢を強化するなど封じ込めに全力を挙げている。
8月中旬の深夜。人通りがまばらなネオン街で「中洲特捜隊」の腕章を着けた警察官が周囲に目を光らせていた。風俗店には「もう客はいないですね」と確認。不審車両のドライバーには免許証の提示を求めるなど、声掛けを続けた。
中洲では昨年7月27日、指定暴力団・「浪川会」の幹部が、客引きグループともめた報復として組員十数人を引き連れ、相手側が縄張りにする地区を徘徊(はいかい)。幹部は県迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。相手の客引きグループの背後には別の指定暴力団が付いており、抗争への発展も危ぶまれていた。
8月中旬の深夜。人通りがまばらなネオン街で「中洲特捜隊」の腕章を着けた警察官が周囲に目を光らせていた。風俗店には「もう客はいないですね」と確認。不審車両のドライバーには免許証の提示を求めるなど、声掛けを続けた。
中洲では昨年7月27日、指定暴力団・「浪川会」の幹部が、客引きグループともめた報復として組員十数人を引き連れ、相手側が縄張りにする地区を徘徊(はいかい)。幹部は県迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。相手の客引きグループの背後には別の指定暴力団が付いており、抗争への発展も危ぶまれていた。
名古屋・錦三の飲食店からみかじめ料 「弘道会」会長ら6人を逮捕
愛知県警は11日、名古屋市内の飲食店からみかじめ料を受け取ったとして、指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会会長・竹内照明容疑者(57)と、弘道会系「二代目谷誠会」会長、小川明広容疑者(52)=同市千種区丸山町3丁目=、弘道会系「三代目高山組」幹部で「三代目矢嶋総業」組長・石原道明容疑者(51)=同市南区要町2丁目=ら、弘道会関係者計6人を愛知県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。竹内容疑者は「知らない。納得できない」と容疑を否認している。
6人は共謀して2016年12月~今年4月、同条例が暴力団排除特別区域に指定する名古屋市中区錦3丁目の風俗店の実質経営者ら2人から、3回にわたってあいさつ料として現金計58万円を受け取ったとしている。同条例は県内3カ所を特別区域に指定し、暴力団が区域内の飲食店や風俗店などから、あいさつ料や用心棒代などを受け取ることを規制している。名古屋市内の特別区域には対象店舗が約5100店ある。
弘道会は、山口組の篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体で、みかじめ料は暴力団の活動資金源となっていて、県警は取り締まりを強化している。
6人は共謀して2016年12月~今年4月、同条例が暴力団排除特別区域に指定する名古屋市中区錦3丁目の風俗店の実質経営者ら2人から、3回にわたってあいさつ料として現金計58万円を受け取ったとしている。同条例は県内3カ所を特別区域に指定し、暴力団が区域内の飲食店や風俗店などから、あいさつ料や用心棒代などを受け取ることを規制している。名古屋市内の特別区域には対象店舗が約5100店ある。
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