兵庫県警:山健組傘下「一勢会」事務所を捜索
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兵庫県警長田署捜査本部は22日午前、神戸市長田区で「任侠山口組」の男性組員が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配した男が所属する指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下「二代目一勢会」の事務所を捜索した。捜索は同日午前10時ごろ、捜査員約20人態勢で始まった。
同本部は殺人容疑で一勢会組員の黒木こと菱川龍己容疑者(41)=住所不詳=を指名手配。菱川容疑者は他の数人と共謀し12日午前10時ごろ、神戸市長田区五番町3の路上で、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の護衛役だった「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)を射殺した疑いが持たれている。
同本部は20日に神戸山口組の本拠地事務所と山健組本部事務所も捜索している。
兵庫県警長田署捜査本部は22日午前、神戸市長田区で「任侠山口組」の男性組員が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配した男が所属する指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下「二代目一勢会」の事務所を捜索した。捜索は同日午前10時ごろ、捜査員約20人態勢で始まった。
同本部は殺人容疑で一勢会組員の黒木こと菱川龍己容疑者(41)=住所不詳=を指名手配。菱川容疑者は他の数人と共謀し12日午前10時ごろ、神戸市長田区五番町3の路上で、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の護衛役だった「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)を射殺した疑いが持たれている。
同本部は20日に神戸山口組の本拠地事務所と山健組本部事務所も捜索している。
飯田市射殺事件の初公判 被告は殺人を無罪主張
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長野地裁松本支部で21日、2015年10月に長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性を射殺したとして、殺人などの罪に問われている指定暴力団・六代目山口組系近藤組傘下二代目掛野組若頭で「牧内組」組長・牧内健一郎こと有賀健一郎被告(48)の初公判で、有賀被告は「殺意はなかった」と殺人について無罪を主張した。
有賀被告は2015年10月、飯田市上殿岡の温泉施設「湯~眠」の駐車場で、有賀被告が所属していた「二代目掛野組」から、六代目山口組から分裂した神戸山口組系山健組傘下「三代目竹内組」へ移籍しようとしていた、長谷川勝也こと長谷川陽一さん(当時43歳)の頭部を拳銃で撃ち射殺した疑いが持たれている。
事件後、神戸山口組は再分裂し、「三代目竹内組」は「任侠山口組」に移籍。「四代目竹内組」となる。
裁判員裁判で開かれた初公判で、有賀被告は「殺めたことは申し訳ないが、故意だったり、殺意を持ったりはしていなかった」と述べ、殺人については無罪を主張した。
検察側が「被告は犯行前から殺害をほのめかしていた」と指摘したのに対し、弁護側は「長谷川さんがつかみかかってきた際に引き金を引いてしまった」と主張した。
長野地裁松本支部で21日、2015年10月に長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性を射殺したとして、殺人などの罪に問われている指定暴力団・六代目山口組系近藤組傘下二代目掛野組若頭で「牧内組」組長・牧内健一郎こと有賀健一郎被告(48)の初公判で、有賀被告は「殺意はなかった」と殺人について無罪を主張した。
有賀被告は2015年10月、飯田市上殿岡の温泉施設「湯~眠」の駐車場で、有賀被告が所属していた「二代目掛野組」から、六代目山口組から分裂した神戸山口組系山健組傘下「三代目竹内組」へ移籍しようとしていた、長谷川勝也こと長谷川陽一さん(当時43歳)の頭部を拳銃で撃ち射殺した疑いが持たれている。
事件後、神戸山口組は再分裂し、「三代目竹内組」は「任侠山口組」に移籍。「四代目竹内組」となる。
裁判員裁判で開かれた初公判で、有賀被告は「殺めたことは申し訳ないが、故意だったり、殺意を持ったりはしていなかった」と述べ、殺人については無罪を主張した。
検察側が「被告は犯行前から殺害をほのめかしていた」と指摘したのに対し、弁護側は「長谷川さんがつかみかかってきた際に引き金を引いてしまった」と主張した。
「任侠山口組」組員射殺 ヒットマンは「神戸山口組」組長の警護役
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神戸市長田区で今月12日、「任侠山口組」の織田絆誠代表(50)の警護役、「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)が射殺された事件で、兵庫県警が殺人容疑で指名手配した神戸山口組系ヒットマン、「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)は、神戸山口組の井上邦雄組長がトップを兼ねる中核組織「四代目山健組」傘下組織の組員で、井上組長の警護を務めるなど忠誠心が高かったという。
菱川龍己容疑者
捜査関係者によると、菱川容疑者は岡山市に本拠を置く山健組傘下「二代目一勢会」に所属し、組長の養子となっていた。上部団体の山健組の関連施設に住み込み、井上組長の移動時などに付き添う警護役を担当していたとされる。
兵庫県警の調べに対し、山健組関係者は菱川容疑者について、井上組長が6月、兵庫県警や京都府警に詐欺容疑などで相次いで逮捕されて以降、「音信不通になっていた」と説明。襲撃事件の現場では共犯者の存在が確認されているが、複数の組員が菱川容疑者と同様に傘下組織を離脱していたとの情報もある。
「上層部への突き上げ捜査をかわすため、事件前に離脱し、『地下に潜っていた』ということだろう。暴力団の常套手段だ」(捜査関係者)
菱川容疑者は井上組長の警護を担当していたことから、山健組出身者が大半を占める任侠側にも「面が割れた存在」だった。現場では任侠側から実行犯として名指しされていたほか、現場から約10キロ離れた神戸市北区の路上では16日、回転式拳銃2丁や身分証が入ったかばんが見つかった。
暴力団関係者は「所属組織の親分の養子になるということは親分からの信頼が相当厚かったということだ。実際、井上組長の警護も任されていた。今の時代、ヤクザが殺人罪で無期懲役となれば30年は刑務所から出られない。襲撃時に素顔や身分を隠さず拳銃と身分証まで残すことで、上層部の関与をかわす材料にしている。高い忠誠心と強い意志で犯行に及んだのだろう」と指摘している。
神戸市長田区で今月12日、「任侠山口組」の織田絆誠代表(50)の警護役、「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)が射殺された事件で、兵庫県警が殺人容疑で指名手配した神戸山口組系ヒットマン、「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)は、神戸山口組の井上邦雄組長がトップを兼ねる中核組織「四代目山健組」傘下組織の組員で、井上組長の警護を務めるなど忠誠心が高かったという。
菱川龍己容疑者
捜査関係者によると、菱川容疑者は岡山市に本拠を置く山健組傘下「二代目一勢会」に所属し、組長の養子となっていた。上部団体の山健組の関連施設に住み込み、井上組長の移動時などに付き添う警護役を担当していたとされる。
兵庫県警の調べに対し、山健組関係者は菱川容疑者について、井上組長が6月、兵庫県警や京都府警に詐欺容疑などで相次いで逮捕されて以降、「音信不通になっていた」と説明。襲撃事件の現場では共犯者の存在が確認されているが、複数の組員が菱川容疑者と同様に傘下組織を離脱していたとの情報もある。
「上層部への突き上げ捜査をかわすため、事件前に離脱し、『地下に潜っていた』ということだろう。暴力団の常套手段だ」(捜査関係者)
菱川容疑者は井上組長の警護を担当していたことから、山健組出身者が大半を占める任侠側にも「面が割れた存在」だった。現場では任侠側から実行犯として名指しされていたほか、現場から約10キロ離れた神戸市北区の路上では16日、回転式拳銃2丁や身分証が入ったかばんが見つかった。
暴力団関係者は「所属組織の親分の養子になるということは親分からの信頼が相当厚かったということだ。実際、井上組長の警護も任されていた。今の時代、ヤクザが殺人罪で無期懲役となれば30年は刑務所から出られない。襲撃時に素顔や身分を隠さず拳銃と身分証まで残すことで、上層部の関与をかわす材料にしている。高い忠誠心と強い意志で犯行に及んだのだろう」と指摘している。
兵庫県警:神戸射殺事件で神戸山口組を捜索
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兵庫県警長田署捜査本部は20日午前、神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の組員が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配した男が所属する指定暴力団・神戸山口組の本拠地事務所と、同組傘下の「四代目山健組」本部事務所を捜索した。捜査本部は神戸山口組のグループが組織的に関与したとの見方を強め、全容解明を進める。
捜索はともに同日午前10時半ごろから捜査員計約60人態勢で始まった。両事務所の周辺では、防刃チョッキを着て盾を構えた機動隊員らが警戒した。
事件を巡り、同本部は殺人容疑で山健組傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)=住所不詳=を指名手配。同容疑者は他の数人と共謀して12日午前10時ごろ、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の護衛役だった「三代目北村組」組員・楠本勇浩組員(44)を拳銃を使って殺害した疑いが持たれている。
同容疑者は神戸市長田区五番町3の路上で、織田代表らの乗った3台の車を襲撃。現場周辺の防犯カメラには車列後方に現れた別の男も写っており、同本部はこの男も事件に関わっていたとみて、2人の行方を追っている。
兵庫県警長田署捜査本部は20日午前、神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の組員が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配した男が所属する指定暴力団・神戸山口組の本拠地事務所と、同組傘下の「四代目山健組」本部事務所を捜索した。捜査本部は神戸山口組のグループが組織的に関与したとの見方を強め、全容解明を進める。
捜索はともに同日午前10時半ごろから捜査員計約60人態勢で始まった。両事務所の周辺では、防刃チョッキを着て盾を構えた機動隊員らが警戒した。
事件を巡り、同本部は殺人容疑で山健組傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)=住所不詳=を指名手配。同容疑者は他の数人と共謀して12日午前10時ごろ、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の護衛役だった「三代目北村組」組員・楠本勇浩組員(44)を拳銃を使って殺害した疑いが持たれている。
同容疑者は神戸市長田区五番町3の路上で、織田代表らの乗った3台の車を襲撃。現場周辺の防犯カメラには車列後方に現れた別の男も写っており、同本部はこの男も事件に関わっていたとみて、2人の行方を追っている。
半グレ使いみかじめ料 「山健組」傘下組事務所を捜索
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大阪でアマチュア格闘技団体「強者」の元メンバーらで構成される「O7(アウトセブン)」いわゆる半グレと呼ばれるグループのリーダー格の男らが通行人を殴りけがをさせ逮捕された事件で、警察は関連先として指定暴力団・神戸山口組系の組事務所を捜索した。
捜索を受けたのは大阪市中央区にある神戸山口組系山健組傘下「二代目兼一会」の事務所。
この事件では去年7月、大阪・ミナミの路上で通行トラブルになった男性2人を殴って大けがをさせたとして、相良正幸容疑者(33)や梶蓮容疑者(26)が傷害の疑いで逮捕されている。2人は暴力団に属さずに不良行為を行う半グレグループ「O7(アウトセブン)」のメンバーで相良容疑者はそのリーダー格とみられているが、その後の捜査でアウトセブン)と兼一会との関わりが浮上した。
警察は、暴力団が摘発を逃れるため「半グレ」グループを使って飲食店からみかじめ料を取るなどしていた可能性があるとみて、実態解明を進める方針。
大阪でアマチュア格闘技団体「強者」の元メンバーらで構成される「O7(アウトセブン)」いわゆる半グレと呼ばれるグループのリーダー格の男らが通行人を殴りけがをさせ逮捕された事件で、警察は関連先として指定暴力団・神戸山口組系の組事務所を捜索した。
捜索を受けたのは大阪市中央区にある神戸山口組系山健組傘下「二代目兼一会」の事務所。
この事件では去年7月、大阪・ミナミの路上で通行トラブルになった男性2人を殴って大けがをさせたとして、相良正幸容疑者(33)や梶蓮容疑者(26)が傷害の疑いで逮捕されている。2人は暴力団に属さずに不良行為を行う半グレグループ「O7(アウトセブン)」のメンバーで相良容疑者はそのリーダー格とみられているが、その後の捜査でアウトセブン)と兼一会との関わりが浮上した。
警察は、暴力団が摘発を逃れるため「半グレ」グループを使って飲食店からみかじめ料を取るなどしていた可能性があるとみて、実態解明を進める方針。
殺人容疑で指名手配の容疑者 神戸山口組は「音信不通」と説明
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9月12日に神戸市で「任侠山口組」組員が射殺された事件で、神戸山口組側が、殺人容疑で指名手配された同組直系「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)について「数カ月前から音信不通になった」と説明していることが分かった。
菱川龍己容疑者
事件から19日で1週間。兵庫県警長田署捜査本部は、菱川容疑者を偽装離脱させた上での組ぐるみの犯行の可能性を視野に捜査しているが、事件の全体像は依然謎も多い。
■上層部関与も捜査
捜査関係者によると、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の警護役だった楠本勇浩組員(44)を射殺したとされる菱川容疑者は、もともと神戸山口組の井上邦雄組長(69)の付き人で護衛役だった。
しかし、神戸山口組側は捜査本部に対し、6月に井上組長が兵庫県警と京都府警に相次いで逮捕された後、菱川容疑者は組を去ったという趣旨の説明をしているという。
捜査本部は他にも数人が事件前に組織を離脱したとの情報を得ており、菱川容疑者らが組とは無関係と装うため、あらかじめ偽装離脱した可能性があるとみて捜査。井上組長ら組上層部が事件に関与した疑いがないか慎重に調べている。
捜査本部はさらに、神戸市北区の路上で16日に見つかった回転式拳銃2丁と菱川容疑者の身分証も、意図的に置かれたとみて捜査。ある捜査関係者は「確実な証拠を残して姿をくらますことで、上層部への突き上げ捜査を遮断する狙いがあるのでは」と推測する。
■なぜ代表襲撃せず
事件では、織田代表らが乗った3台の車列が幹線道路に出ようとした際、行く手を阻むように菱川容疑者の車が衝突。楠本さんともみあい後、発砲に至った。捜査関係者によると、衝突した車が数日前から現場近くの駐車場に止まっていたことも新たに判明するなど、犯行計画の綿密さが明らかになっている。
ただ、捜査本部内では「織田代表を殺そうと思えば殺せたはずなのに、なぜできなかったのか」という疑問もくすぶっている。
近くの防犯カメラには菱川容疑者とは別に、拳銃のようなものを構えて車列に近づく不審な男の映像も残っている。しかし、菱川容疑者と楠本さんがもみあう間に発砲せずバイクで逃走した。捜査幹部は「思わぬ反撃を受けて戸惑ったのか。背景をさらに調べる必要がある」としている。
■県警が警戒を強化
事件後、神戸市中央区の山健組の関連施設では、組員が交代で待機するなど緊迫した状態が続く。
市街地での銃撃事件を受け、県警は県内各地の組事務所周辺の警戒を強化。抗争事件が今後続いた場合、暴力団対策法に基づき、事務所の使用などが厳しく規制される「特定抗争指定暴力団」に神戸山口組を指定することを検討する。
9月12日に神戸市で「任侠山口組」組員が射殺された事件で、神戸山口組側が、殺人容疑で指名手配された同組直系「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)について「数カ月前から音信不通になった」と説明していることが分かった。
菱川龍己容疑者
事件から19日で1週間。兵庫県警長田署捜査本部は、菱川容疑者を偽装離脱させた上での組ぐるみの犯行の可能性を視野に捜査しているが、事件の全体像は依然謎も多い。
■上層部関与も捜査
捜査関係者によると、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の警護役だった楠本勇浩組員(44)を射殺したとされる菱川容疑者は、もともと神戸山口組の井上邦雄組長(69)の付き人で護衛役だった。
しかし、神戸山口組側は捜査本部に対し、6月に井上組長が兵庫県警と京都府警に相次いで逮捕された後、菱川容疑者は組を去ったという趣旨の説明をしているという。
捜査本部は他にも数人が事件前に組織を離脱したとの情報を得ており、菱川容疑者らが組とは無関係と装うため、あらかじめ偽装離脱した可能性があるとみて捜査。井上組長ら組上層部が事件に関与した疑いがないか慎重に調べている。
捜査本部はさらに、神戸市北区の路上で16日に見つかった回転式拳銃2丁と菱川容疑者の身分証も、意図的に置かれたとみて捜査。ある捜査関係者は「確実な証拠を残して姿をくらますことで、上層部への突き上げ捜査を遮断する狙いがあるのでは」と推測する。
■なぜ代表襲撃せず
事件では、織田代表らが乗った3台の車列が幹線道路に出ようとした際、行く手を阻むように菱川容疑者の車が衝突。楠本さんともみあい後、発砲に至った。捜査関係者によると、衝突した車が数日前から現場近くの駐車場に止まっていたことも新たに判明するなど、犯行計画の綿密さが明らかになっている。
ただ、捜査本部内では「織田代表を殺そうと思えば殺せたはずなのに、なぜできなかったのか」という疑問もくすぶっている。
近くの防犯カメラには菱川容疑者とは別に、拳銃のようなものを構えて車列に近づく不審な男の映像も残っている。しかし、菱川容疑者と楠本さんがもみあう間に発砲せずバイクで逃走した。捜査幹部は「思わぬ反撃を受けて戸惑ったのか。背景をさらに調べる必要がある」としている。
■県警が警戒を強化
事件後、神戸市中央区の山健組の関連施設では、組員が交代で待機するなど緊迫した状態が続く。
市街地での銃撃事件を受け、県警は県内各地の組事務所周辺の警戒を強化。抗争事件が今後続いた場合、暴力団対策法に基づき、事務所の使用などが厳しく規制される「特定抗争指定暴力団」に神戸山口組を指定することを検討する。
拳銃2丁入りカバンから身分証 「任侠山口組」組員射殺事件
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神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の、楠本勇浩組員(44)が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配された指定暴力団・神戸山口組系「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)の身分証が、同市北区の路上で見つかった拳銃2丁と一緒にかばんの中に入っていたことが分かった。兵庫県警長田署捜査本部は、事件との関連を調べる。
菱川龍己容疑者
長田署捜査本部などによると、かばんは16日午前6時すぎ、同市北区山田町東下のバス停留所「丹生神社前」付近の歩道脇で見つかった。回転式拳銃2丁と一緒に、菱川容疑者の身分証も中に入っていたという。
かばんは発砲現場から北に約11キロ離れた場所で無造作に置かれ、同本部は逃走先を偽装する工作の可能性も含めて調べている。
神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の、楠本勇浩組員(44)が射殺された事件で、殺人容疑で指名手配された指定暴力団・神戸山口組系「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)の身分証が、同市北区の路上で見つかった拳銃2丁と一緒にかばんの中に入っていたことが分かった。兵庫県警長田署捜査本部は、事件との関連を調べる。
菱川龍己容疑者
長田署捜査本部などによると、かばんは16日午前6時すぎ、同市北区山田町東下のバス停留所「丹生神社前」付近の歩道脇で見つかった。回転式拳銃2丁と一緒に、菱川容疑者の身分証も中に入っていたという。
かばんは発砲現場から北に約11キロ離れた場所で無造作に置かれ、同本部は逃走先を偽装する工作の可能性も含めて調べている。
下関の結婚式場で現金100万円強盗事件 男3人を起訴
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2016年10月、下関市の結婚式場で現金100万円余りが盗まれた事件で、山口地検は強盗容疑で逮捕された男ら3人を、暴行と窃盗の罪で起訴した。
暴行と窃盗の罪で起訴されたのは、下関市に拠点を置く指定暴力団「七代目合田一家」の二次団体組員、太田大輔容疑者(36)=下関市彦島塩浜町=と、無職、福吉一希容疑者=下関市在住=ら3人。
起訴状などによると、3人は去年10月、市内一の宮町の結婚式場で男性支配人を呼び止めて転倒させ、売上金およそ107万円が入った夜間金庫用の袋を盗んで車で逃走したとされている。警察は逮捕時の3人の認否を明らかにしていない。
また逃走に使った車を貸すなどして強盗ほう助の疑いで逮捕された加鹿達也容疑者(28)=下関市長門町=は処分保留で釈放された。
2016年10月、下関市の結婚式場で現金100万円余りが盗まれた事件で、山口地検は強盗容疑で逮捕された男ら3人を、暴行と窃盗の罪で起訴した。
暴行と窃盗の罪で起訴されたのは、下関市に拠点を置く指定暴力団「七代目合田一家」の二次団体組員、太田大輔容疑者(36)=下関市彦島塩浜町=と、無職、福吉一希容疑者=下関市在住=ら3人。
起訴状などによると、3人は去年10月、市内一の宮町の結婚式場で男性支配人を呼び止めて転倒させ、売上金およそ107万円が入った夜間金庫用の袋を盗んで車で逃走したとされている。警察は逮捕時の3人の認否を明らかにしていない。
また逃走に使った車を貸すなどして強盗ほう助の疑いで逮捕された加鹿達也容疑者(28)=下関市長門町=は処分保留で釈放された。
「任侠山口組」組員射殺 「山健組」傘下組員を指名手配
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兵庫県警は16日、神戸市長田区で指定暴力団・神戸山口組から離脱した「任侠山口組」組員が射殺された事件で、神戸山口組系「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)を殺人の疑いで指名手配し、顔写真を公開した。
菱川龍己容疑者
捜査本部によると、菱川容疑者は身長158センチ、中肉中背で短髪。事件当日はグレーのTシャツを着ていた。複数の人物が関わった計画的な犯行とみて捜査している。
容疑は数人と共謀し、12日午前10時5分ごろ、同市長田区五番町3の路上で任侠山口組の織田絆誠代表(50)の警護役、「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)を拳銃で射殺した、としている。
県警暴力団対策課によると、目撃情報や防犯カメラ映像などから特定したという。
兵庫県警は16日、神戸市長田区で指定暴力団・神戸山口組から離脱した「任侠山口組」組員が射殺された事件で、神戸山口組系「四代目山健組」傘下「二代目一勢会」組員・黒木龍己こと菱川龍己容疑者(41)を殺人の疑いで指名手配し、顔写真を公開した。
菱川龍己容疑者
捜査本部によると、菱川容疑者は身長158センチ、中肉中背で短髪。事件当日はグレーのTシャツを着ていた。複数の人物が関わった計画的な犯行とみて捜査している。
容疑は数人と共謀し、12日午前10時5分ごろ、同市長田区五番町3の路上で任侠山口組の織田絆誠代表(50)の警護役、「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)を拳銃で射殺した、としている。
県警暴力団対策課によると、目撃情報や防犯カメラ映像などから特定したという。
神戸市の歩道で回転式拳銃2丁が入ったカバンを発見
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16日午前6時10分ごろ、神戸市北区山田町東下の歩道脇で「小さなかばんに拳銃が2丁入っている」と110番があった。兵庫県警が調べた結果、2丁は回転式の拳銃であることが判明。同市長田区で12日に発生した「任侠山口組」組員の射殺事件で使われた可能性があるとみて放置された経緯や銃の詳しい鑑定を急ぐ。
事件では、指定暴力団・神戸山口組から離脱した「任侠山口組」の楠本勇浩組員(44)が拳銃で頭部を撃たれ死亡。神戸山口組傘下組織の関係者が関与した疑いがあり、同組と見つかった拳銃との関連も調べる。
県警によると、かばんは、神戸市営バスの「丹生神社前」停留所近くにあった。見つけたのは通行人で、連絡を受けた知人が110番した。
16日午前6時10分ごろ、神戸市北区山田町東下の歩道脇で「小さなかばんに拳銃が2丁入っている」と110番があった。兵庫県警が調べた結果、2丁は回転式の拳銃であることが判明。同市長田区で12日に発生した「任侠山口組」組員の射殺事件で使われた可能性があるとみて放置された経緯や銃の詳しい鑑定を急ぐ。
事件では、指定暴力団・神戸山口組から離脱した「任侠山口組」の楠本勇浩組員(44)が拳銃で頭部を撃たれ死亡。神戸山口組傘下組織の関係者が関与した疑いがあり、同組と見つかった拳銃との関連も調べる。
県警によると、かばんは、神戸市営バスの「丹生神社前」停留所近くにあった。見つけたのは通行人で、連絡を受けた知人が110番した。
貸倉庫に覚醒剤を隠し密売 神戸山口組系組員ら逮捕
密売するための覚醒剤をレンタルコンテナの中に隠し持っていたとして、警視庁組織犯罪対策5課は麻薬特例法違反の疑いで、指定暴力団・神戸山口組系組員・市村海容疑者(25)=さいたま市西区=と、同組員・井上陵容疑者(25)=東京都練馬区大泉町=を逮捕した。2人は調べに否認している。
逮捕容疑は平成28年8月15日、仲間と共謀し、無職男性(31)に覚醒剤約0・5グラムを2万3千円で譲り渡したとしている。
組対5課によると、市村容疑者らは埼玉県内のレンタルコンテナに密売用の覚醒剤を隠匿。客の注文を受けるたびにバイクで運び出していた。市村容疑者が「指示役」として客からの注文を受け、井上容疑者が客に覚醒剤を届ける運搬役だった。同課はコンテナから小分けにされた覚醒剤62袋、約27グラム(末端価格176万円)を押収した。
逮捕容疑は平成28年8月15日、仲間と共謀し、無職男性(31)に覚醒剤約0・5グラムを2万3千円で譲り渡したとしている。
組対5課によると、市村容疑者らは埼玉県内のレンタルコンテナに密売用の覚醒剤を隠匿。客の注文を受けるたびにバイクで運び出していた。市村容疑者が「指示役」として客からの注文を受け、井上容疑者が客に覚醒剤を届ける運搬役だった。同課はコンテナから小分けにされた覚醒剤62袋、約27グラム(末端価格176万円)を押収した。
「任侠山口組」織田絆誠代表ら約30人が現場訪問
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神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の組員が射殺された事件で、「任侠山口組」の織田絆誠代表(50)ら約30人が15日、現場を訪れた。死亡した「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)の慰霊が目的とみられ、現場は一時騒然となり、兵庫県警の捜査員らが警戒に当たった。
織田代表は同日午後2時半ごろ、約十台の車に乗り込んだ組員を従えて現場に到着。現場付近の商店主らに「ご迷惑をおかけしました」と声をかけた。その後、ユリの花束が供えられた献花台の前で膝をつき、数珠を手に線香を上げて黙祷。約10分後に現場を後にした。
この日は正午ごろから兵庫県尼崎市の任侠山口組傘下の組事務所でも「お別れ会」が開かれた。
神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の組員が射殺された事件で、「任侠山口組」の織田絆誠代表(50)ら約30人が15日、現場を訪れた。死亡した「三代目北村組」の楠本勇浩組員(44)の慰霊が目的とみられ、現場は一時騒然となり、兵庫県警の捜査員らが警戒に当たった。
織田代表は同日午後2時半ごろ、約十台の車に乗り込んだ組員を従えて現場に到着。現場付近の商店主らに「ご迷惑をおかけしました」と声をかけた。その後、ユリの花束が供えられた献花台の前で膝をつき、数珠を手に線香を上げて黙祷。約10分後に現場を後にした。
この日は正午ごろから兵庫県尼崎市の任侠山口組傘下の組事務所でも「お別れ会」が開かれた。
「池田組」若頭射殺事件 元「弘道会」傘下組員 控訴棄却で二審も無期判決
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広島高裁岡山支部(長井秀典裁判長)で15日 2016年5月に岡山県岡山市で指定暴力団・神戸山口組系「池田組」の高木昇こと高木忠元若頭(当時55)を拳銃で射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系三代目高山組傘下「山本興業」元組員・山本英之被告(33)の控訴審判決が開かれ、長井裁判長は一審の無期懲役判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
長井裁判長は「被害者が所属する組織のやり方が気に入らないなどの理由で殺害に及んでいる」と指摘し、極めて反社会的と非難。市民が巻き添えになる危険性は高く、自首したことを踏まえても「無期懲役が重過ぎるとは言えない」と述べた。
一審の岡山地裁の判決では、山本被告は2016年5月31日、岡山市南区のマンション駐車場などで拳銃4発を発射し、3発を高木若頭の左脇腹などに命中させ殺害したとされ、無期懲役の判決が言い渡された。
広島高裁岡山支部(長井秀典裁判長)で15日 2016年5月に岡山県岡山市で指定暴力団・神戸山口組系「池田組」の高木昇こと高木忠元若頭(当時55)を拳銃で射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系三代目高山組傘下「山本興業」元組員・山本英之被告(33)の控訴審判決が開かれ、長井裁判長は一審の無期懲役判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
長井裁判長は「被害者が所属する組織のやり方が気に入らないなどの理由で殺害に及んでいる」と指摘し、極めて反社会的と非難。市民が巻き添えになる危険性は高く、自首したことを踏まえても「無期懲役が重過ぎるとは言えない」と述べた。
一審の岡山地裁の判決では、山本被告は2016年5月31日、岡山市南区のマンション駐車場などで拳銃4発を発射し、3発を高木若頭の左脇腹などに命中させ殺害したとされ、無期懲役の判決が言い渡された。
あいさつ料受け取り 新たに山口組直系「名神会」会長を逮捕
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名古屋の繁華街「錦三」の飲食店経営者らから用心棒代を得たとして、愛知県暴力団排除条例違反容疑で指定暴力団・六代目山口組系「弘道会」会長、竹内照明容疑者(57)らが逮捕された事件で、県警は15日、同容疑で新たに山口組の二次団体「二代目名神会」会長、田堀寛容疑者(59)=名古屋市中区栄=を逮捕した。逮捕者は計7人となった。
田堀容疑者は今月初旬、東南アジアへ出国しており、タイから帰国した15日、愛知県常滑市の中部空港で逮捕された。「関係ない」と否認しているという。
県警によると、用心棒代は飲食店が月3万円などと相場が決まっていて、田堀容疑者が会長を務める「二代目名神会」が店から徴収し、山口組中核組織の弘道会に上納され資金源になっているとみて、解明を進める。
名古屋の繁華街「錦三」の飲食店経営者らから用心棒代を得たとして、愛知県暴力団排除条例違反容疑で指定暴力団・六代目山口組系「弘道会」会長、竹内照明容疑者(57)らが逮捕された事件で、県警は15日、同容疑で新たに山口組の二次団体「二代目名神会」会長、田堀寛容疑者(59)=名古屋市中区栄=を逮捕した。逮捕者は計7人となった。
田堀容疑者は今月初旬、東南アジアへ出国しており、タイから帰国した15日、愛知県常滑市の中部空港で逮捕された。「関係ない」と否認しているという。
県警によると、用心棒代は飲食店が月3万円などと相場が決まっていて、田堀容疑者が会長を務める「二代目名神会」が店から徴収し、山口組中核組織の弘道会に上納され資金源になっているとみて、解明を進める。
「任侠山口組」代表襲撃 不審な人物7分以上前から潜伏
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神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の組員が射殺された事件で、付近の防犯カメラには犯行グループの1人とみられる人物が事件の7分前から現場近くに潜んでいる様子が映っていた。
12日、神戸市長田区の住宅街で任侠山口組の織田絆誠代表が乗った車が襲撃され、警護役の楠本勇浩組員(44)が銃で撃たれて死亡。司法解剖の結果、死因は右目の下を撃たれたことによる脳挫滅で、頭部に1発の銃弾が残っていた。
現場付近の防犯カメラには、事件が起きる約7分前、午前9時58分ごろ黄緑色の服を着た同じ人物がうろうろと歩き回る様子が映っていた。階段を上がり織田代表らの車を待ち、誰かと携帯電話で連絡を取り合いながら一度画面の外へ。再びカメラの前に姿を表した直後に事件は起きた。黄緑色の服を着た人物には手に自動小銃のようなものも見えた。
この黄緑色の服を着た人物も、織田代表らの車列に向かって飛び出すがすぐ引き返して逃走。別のカメラには、バイクに乗って現場を後にする様子も映っていた。捜査関係者などによると、この黄緑色の服を着た人物は犯行グループの1人とみられているが、実際に発砲したのは別の男。実行犯の男もその後、バイクで逃走した可能性があるという。、
犯行グループが現場に乗り捨てた車は、所有者が特定できる車台番号が消され、偽造されたナンバープレートがつけられていて、警察は入念に計画された犯行とみて調べている。
神戸市長田区の路上で「任侠山口組」の組員が射殺された事件で、付近の防犯カメラには犯行グループの1人とみられる人物が事件の7分前から現場近くに潜んでいる様子が映っていた。
12日、神戸市長田区の住宅街で任侠山口組の織田絆誠代表が乗った車が襲撃され、警護役の楠本勇浩組員(44)が銃で撃たれて死亡。司法解剖の結果、死因は右目の下を撃たれたことによる脳挫滅で、頭部に1発の銃弾が残っていた。
現場付近の防犯カメラには、事件が起きる約7分前、午前9時58分ごろ黄緑色の服を着た同じ人物がうろうろと歩き回る様子が映っていた。階段を上がり織田代表らの車を待ち、誰かと携帯電話で連絡を取り合いながら一度画面の外へ。再びカメラの前に姿を表した直後に事件は起きた。黄緑色の服を着た人物には手に自動小銃のようなものも見えた。
この黄緑色の服を着た人物も、織田代表らの車列に向かって飛び出すがすぐ引き返して逃走。別のカメラには、バイクに乗って現場を後にする様子も映っていた。捜査関係者などによると、この黄緑色の服を着た人物は犯行グループの1人とみられているが、実際に発砲したのは別の男。実行犯の男もその後、バイクで逃走した可能性があるという。、
犯行グループが現場に乗り捨てた車は、所有者が特定できる車台番号が消され、偽造されたナンバープレートがつけられていて、警察は入念に計画された犯行とみて調べている。