松戸市のアパート銃撃事件 稲川会系関係者2人を逮捕
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千葉県警は15日、千葉県松戸市でアパートに銃弾を撃ち込み、玄関ドアを壊したとして、稲川会系関係者2人を銃刀法違反(加重所持)と建造物損壊の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、指定暴力団・稲川会系「七代目田中一家」の関係者で住所不定、松本龍也容疑者(52)と、埼玉県熊谷市、渡辺吉正容疑者(50)。県警は同日、関係先として群馬県太田市の田中一家と熊谷市の二つの暴力団事務所などを家宅捜索した。
2人は6月30日朝、松戸市緑ケ丘2丁目315グリーンパーク大沼と松戸市五香西2丁目20-10ベルピア五香の玄関ドアに拳銃を発砲し、玄関ドアを壊すなどした建造物損壊の疑い。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。けが人はいなかった。
松戸市では元稲川会系「六代目箱屋一家」関係者の住居を狙い銃撃されており、箱屋一家の中村豪組長が乗るワゴン車も大型スクーターに乗った犯人に銃撃されている。。6月以降も、5月の事件の関係先とみられるアパートなどに銃弾が撃ち込まれた痕が3件相次いで見つかり、県警は銃撃事件との関連を調べている。
千葉県警は15日、千葉県松戸市でアパートに銃弾を撃ち込み、玄関ドアを壊したとして、稲川会系関係者2人を銃刀法違反(加重所持)と建造物損壊の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、指定暴力団・稲川会系「七代目田中一家」の関係者で住所不定、松本龍也容疑者(52)と、埼玉県熊谷市、渡辺吉正容疑者(50)。県警は同日、関係先として群馬県太田市の田中一家と熊谷市の二つの暴力団事務所などを家宅捜索した。
2人は6月30日朝、松戸市緑ケ丘2丁目315グリーンパーク大沼と松戸市五香西2丁目20-10ベルピア五香の玄関ドアに拳銃を発砲し、玄関ドアを壊すなどした建造物損壊の疑い。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。けが人はいなかった。
松戸市では元稲川会系「六代目箱屋一家」関係者の住居を狙い銃撃されており、箱屋一家の中村豪組長が乗るワゴン車も大型スクーターに乗った犯人に銃撃されている。。6月以降も、5月の事件の関係先とみられるアパートなどに銃弾が撃ち込まれた痕が3件相次いで見つかり、県警は銃撃事件との関連を調べている。
神戸系関連施設発砲 薬きょう隠した「山健組」系組員逮捕
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兵庫県稲美町中村にある指定暴力団神戸山口組の関連施設で6月20日、弾痕とみられる数カ所の穴が見つかった事件で、県警暴力団対策課と加古川署は14日、証拠隠滅の疑いで、同施設に住む神戸山口組中核団体「山健組」系組員の藤田稔容疑者(49)を逮捕した。
逮捕容疑は、他の組員ら数人と共謀し6月20日午前2時15分ごろ、施設周辺で空の薬きょうを発見した際、発砲事件の証拠品と知りながら隠した疑い。
同課によると、同容疑者は14日夜に空の薬きょう5発分を持ち、同署に出頭。「隠す気持ちはなく、提出する機会がなかった」と容疑を否認しているという。
同課によると、自動式の拳銃による発砲とみられ、施設の屋根から弾頭部分が1発見つかったが、薬きょうは見つからなかった。
兵庫県稲美町中村にある指定暴力団神戸山口組の関連施設で6月20日、弾痕とみられる数カ所の穴が見つかった事件で、県警暴力団対策課と加古川署は14日、証拠隠滅の疑いで、同施設に住む神戸山口組中核団体「山健組」系組員の藤田稔容疑者(49)を逮捕した。
逮捕容疑は、他の組員ら数人と共謀し6月20日午前2時15分ごろ、施設周辺で空の薬きょうを発見した際、発砲事件の証拠品と知りながら隠した疑い。
同課によると、同容疑者は14日夜に空の薬きょう5発分を持ち、同署に出頭。「隠す気持ちはなく、提出する機会がなかった」と容疑を否認しているという。
同課によると、自動式の拳銃による発砲とみられ、施設の屋根から弾頭部分が1発見つかったが、薬きょうは見つからなかった。
最高裁で「暴排条項を理由に口座解約」有効と確定
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暴力団排除条項に基づく預金口座の解約は不当だとして、指定暴力団「道仁会」の会長ら幹部2人が三井住友銀行とみずほ銀行に解約の無効確認を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は11日付の決定で、幹部側の上告を棄却した。幹部側の請求を棄却した1審・福岡地裁と2審・福岡高裁の判決が確定した。
暴排条項を理由に、既に開設されていた口座の解約を有効と認めた判断が最高裁で確定するのは初めて。
1、2審判決によると、2人は1999~2006年、両行で計3口座を開設。両行は10年2月、「預金者が暴力団員と判明した場合、口座を解約できる」とする条項を約款に追加し、これを理由に15年4~5月に解約を通知した。1、2審は「既存の口座に適用しないと暴力団排除の目的を達成するのは難しい。2人が解約によって受ける不利益も反社会的勢力への所属をやめれば避けられる」などとし、解約は有効と判断した。
金融機関による暴力団排除を巡っては、各行で今回と同様の条項が約款に加えられているが、訴訟リスクを懸念して既存口座の解約を控える銀行もあるという。第一東京弁護士会民事介入暴力対策委員長の鈴木仁史弁護士は「今回の判決確定によって、既存口座の解約に踏み切る金融機関も増えるだろう」と話している。
暴力団排除条項に基づく預金口座の解約は不当だとして、指定暴力団「道仁会」の会長ら幹部2人が三井住友銀行とみずほ銀行に解約の無効確認を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は11日付の決定で、幹部側の上告を棄却した。幹部側の請求を棄却した1審・福岡地裁と2審・福岡高裁の判決が確定した。
暴排条項を理由に、既に開設されていた口座の解約を有効と認めた判断が最高裁で確定するのは初めて。
1、2審判決によると、2人は1999~2006年、両行で計3口座を開設。両行は10年2月、「預金者が暴力団員と判明した場合、口座を解約できる」とする条項を約款に追加し、これを理由に15年4~5月に解約を通知した。1、2審は「既存の口座に適用しないと暴力団排除の目的を達成するのは難しい。2人が解約によって受ける不利益も反社会的勢力への所属をやめれば避けられる」などとし、解約は有効と判断した。
金融機関による暴力団排除を巡っては、各行で今回と同様の条項が約款に加えられているが、訴訟リスクを懸念して既存口座の解約を控える銀行もあるという。第一東京弁護士会民事介入暴力対策委員長の鈴木仁史弁護士は「今回の判決確定によって、既存口座の解約に踏み切る金融機関も増えるだろう」と話している。
自動車ローン詐欺容疑の組員ら逮捕
ローン契約を悪用して信販会社から自動車購入費用の立て替え金をだまし取ったとして、県警捜査4課などは12日、詐欺の疑いで、指定暴力団住吉会系組員の無職、藤本拓也容疑者(29)=埼玉県さいたま市西区=ら男計3人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は共謀して昨年12月17日、川崎市麻生区の中古自動車販売店で、乗用車1台を購入する際、信販会社に虚偽の住所などで、自動車ローン契約を申し込み、立て替え金約350万円をだまし取ったとしている。
同課によると、藤本容疑者らは自動車の改装を断り、販売店から差額の約74万円を受け取っていたほか、自動車を売却して利益を得ていた。
逮捕容疑は共謀して昨年12月17日、川崎市麻生区の中古自動車販売店で、乗用車1台を購入する際、信販会社に虚偽の住所などで、自動車ローン契約を申し込み、立て替え金約350万円をだまし取ったとしている。
同課によると、藤本容疑者らは自動車の改装を断り、販売店から差額の約74万円を受け取っていたほか、自動車を売却して利益を得ていた。
京都地検:会津小鉄会乱闘 4人を処分保留で釈放
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京都地検は12日、京都市下京区の指定暴力団・六代目会津小鉄会の本部事務所で、1月に指定暴力団・六代目山口組系組員と指定暴力団・神戸山口組系組員らが乱闘した事件で、有印私文書偽造・同行使の疑いで京都府警に逮捕されていた会津小鉄会系「心誠会」の原田昇こと津波廣保会長(64)や山口組系「三代目司興業」の森健司こと森健次組長(67)ら計4人を、処分保留で釈放した。京都地検は理由を明らかにしていない。
会津小鉄会では、現会長の後継者をめぐり、山口組と神戸山口組に近いグループが対立。山口組寄りの若頭が後継の「七代目会長」職に就任するという内容の文書が流れたことをきっかけに、乱闘騒ぎが起こっていた。
京都地検は12日、京都市下京区の指定暴力団・六代目会津小鉄会の本部事務所で、1月に指定暴力団・六代目山口組系組員と指定暴力団・神戸山口組系組員らが乱闘した事件で、有印私文書偽造・同行使の疑いで京都府警に逮捕されていた会津小鉄会系「心誠会」の原田昇こと津波廣保会長(64)や山口組系「三代目司興業」の森健司こと森健次組長(67)ら計4人を、処分保留で釈放した。京都地検は理由を明らかにしていない。
会津小鉄会では、現会長の後継者をめぐり、山口組と神戸山口組に近いグループが対立。山口組寄りの若頭が後継の「七代目会長」職に就任するという内容の文書が流れたことをきっかけに、乱闘騒ぎが起こっていた。
「テロ等準備罪」 山口組が対策マニュアルを作成し配布
共謀罪の構成要件を厳格化したテロ等準備罪を新設する改正組織犯罪処罰法が11日に施行されたことを受け、指定暴力団・山口組が同法に対応するためのマニュアルを記した文書を作成し、組員らに配布していたことがわかった。
入手した文書は計5枚。同法について、「法律の実績作りのためにヤクザが集中的に対象とされる可能性が高い」「トップを含め根こそぎ摘発、有罪にしようというもの」などと説明。「想定される適用例」として、組関係者が過去に関与した事件を示しながら、警察当局の摘発対象にならないよう警戒を呼び掛けている。
将来的に警察当局による通信傍受が行われることを想定するような記述もあるほか、「取り調べでのやり取りなどを細かくメモするようにすること」と組員が逮捕された場合の対処法も記している。
入手した文書は計5枚。同法について、「法律の実績作りのためにヤクザが集中的に対象とされる可能性が高い」「トップを含め根こそぎ摘発、有罪にしようというもの」などと説明。「想定される適用例」として、組関係者が過去に関与した事件を示しながら、警察当局の摘発対象にならないよう警戒を呼び掛けている。
将来的に警察当局による通信傍受が行われることを想定するような記述もあるほか、「取り調べでのやり取りなどを細かくメモするようにすること」と組員が逮捕された場合の対処法も記している。
山口組系組幹部に住所漏えい 水戸市職員逮捕
茨城県警水戸署は11日、指定暴力団・山口組系組幹部に、生活保護を受給していた男性の住所を教えたとして、茨城県水戸市生活福祉課課長補佐、岩谷勉容疑者(45)=同市城東=と同課職員、本沢佑司容疑者(35)=同市元吉田町=地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、また指定暴力団・六代目山口組系3次団体幹部、田崎伸一容疑者(41)=同市吉沢町=を同法違反(そそのかし)容疑で逮捕した。
3人とも「間違いありません」と容疑を認めている。県警は同日、市役所を家宅捜索した。
逮捕容疑は、田崎容疑者は3月8日、市役所三の丸臨時庁舎を訪れ、生活保護を受けている知人男性(42)の住所を教えるよう要求。同月27日にも訪れて再び求めたのに対し、本沢容疑者が岩谷容疑者の指示を受け、男性のアパート付近で待ち合わせて案内したとしている。
同署によると、田崎容疑者と男性には金銭トラブルがあったという。男性は自宅に来た田崎容疑者を不審に思い、県警に相談。水戸市役所は4月7日、職員が男性の住所を漏らしたことを報告して事件が発覚した。
3人とも「間違いありません」と容疑を認めている。県警は同日、市役所を家宅捜索した。
逮捕容疑は、田崎容疑者は3月8日、市役所三の丸臨時庁舎を訪れ、生活保護を受けている知人男性(42)の住所を教えるよう要求。同月27日にも訪れて再び求めたのに対し、本沢容疑者が岩谷容疑者の指示を受け、男性のアパート付近で待ち合わせて案内したとしている。
同署によると、田崎容疑者と男性には金銭トラブルがあったという。男性は自宅に来た田崎容疑者を不審に思い、県警に相談。水戸市役所は4月7日、職員が男性の住所を漏らしたことを報告して事件が発覚した。
屋久島沖発見の“白い粉”はヘロインと鑑定
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先月26日、鹿児島県屋久島の安房港の南、およそ5.5キロの海域で、トビウオ漁をしていた漁船が網を引き上げた際に、あわせて72キロの白い粉が入った5つの袋が引っかかっているのが見つかった件で、十管、税関、県警が共同で捜査し、粉の成分の鑑定を進めていたが、これまでに鑑定が済んだ粉は全て違法薬物のヘロインと確認された。
残りの粉についても今週中に鑑定を終えるが、72キロ全てがヘロインだった場合は、日本での末端価格はおよそ21億6000万円に相当するという。
十管や県警では、暴力団などの組織が洋上で取り引きしていた疑いがあるとみて捜査している。
先月26日、鹿児島県屋久島の安房港の南、およそ5.5キロの海域で、トビウオ漁をしていた漁船が網を引き上げた際に、あわせて72キロの白い粉が入った5つの袋が引っかかっているのが見つかった件で、十管、税関、県警が共同で捜査し、粉の成分の鑑定を進めていたが、これまでに鑑定が済んだ粉は全て違法薬物のヘロインと確認された。
残りの粉についても今週中に鑑定を終えるが、72キロ全てがヘロインだった場合は、日本での末端価格はおよそ21億6000万円に相当するという。
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携帯電話詐取で再逮捕 弘道会系組長を脅した山健組傘下組長ら再逮捕
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名古屋市港区で指定暴力団山口組系弘道会系の組長がモデルガンで脅された事件に絡み、愛知県警港署捜査本部は10日、携帯電話をだまし取ったとして詐欺の疑いで同県あま市、指定暴力団神戸山口組・山健組系健竜会傘下「一誠会」組長、吉田耀一容疑者(49)と、住所不定、同組員の吉山政男容疑者(52)を再逮捕した。
捜査本部によると、2人は事件で連絡を取り合うため携帯電話を入手したと供述している。昨年12月、港区の路上で弘道会傘下「二代目野口興業」の中西新吾組長(46)にモデルガンを突き付け発砲音を鳴らしたとして、先月19日に脅迫容疑で逮捕された。
2人の再逮捕容疑は、知人と共謀し昨年11月12日ごろ、大阪府豊中市の家電量販店で、吉山容疑者に渡す目的を隠し携帯電話2台を購入して、だまし取った疑い。
名古屋市港区で指定暴力団山口組系弘道会系の組長がモデルガンで脅された事件に絡み、愛知県警港署捜査本部は10日、携帯電話をだまし取ったとして詐欺の疑いで同県あま市、指定暴力団神戸山口組・山健組系健竜会傘下「一誠会」組長、吉田耀一容疑者(49)と、住所不定、同組員の吉山政男容疑者(52)を再逮捕した。
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工藤会系組幹部射殺、二審も無期 組長の控訴棄却
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特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部が射殺された事件で、殺人罪などに問われた工藤会幹事長で「二代目津川組」組長、木村博被告(64)の控訴審判決で、福岡高裁は10日、無期懲役とした一審福岡地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。一審で懲役15年とされた共犯の組幹部渡部公章被告(43)の控訴も退けた。
両被告らは08年9月10日、木村被告が組長を務める津川組の幹部だった安高毅相談役(当時66)を中間市の自宅で拳銃で射殺したとされる。
鈴木浩美裁判長は判決理由で「木村被告から殺害の指示を受けたという別の組員の供述は信用できる」と指摘。事件前に、被害者の居場所を捜す役割だった渡部被告も犯行の一端を担ったとし、2人の無罪主張を退けた。
特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部が射殺された事件で、殺人罪などに問われた工藤会幹事長で「二代目津川組」組長、木村博被告(64)の控訴審判決で、福岡高裁は10日、無期懲役とした一審福岡地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。一審で懲役15年とされた共犯の組幹部渡部公章被告(43)の控訴も退けた。
両被告らは08年9月10日、木村被告が組長を務める津川組の幹部だった安高毅相談役(当時66)を中間市の自宅で拳銃で射殺したとされる。
鈴木浩美裁判長は判決理由で「木村被告から殺害の指示を受けたという別の組員の供述は信用できる」と指摘。事件前に、被害者の居場所を捜す役割だった渡部被告も犯行の一端を担ったとし、2人の無罪主張を退けた。
警察犬が床下から拳銃など発見 住吉会系組員を逮捕
警視庁は、指定暴力団住吉会系幸平一家傘下組員、間瀬伴紀容疑者(32)=埼玉県坂戸市花影町=を銃刀法違反(加重所持)の疑いで現行犯逮捕し、10日発表した。「自分のものではない」と容疑を否認しているという。
間瀬容疑者の家には過去3回、拳銃が保管されているとの情報を元に警察が家宅捜索したが、一度も見つかっていなかった。今回は火薬などのにおいに敏感な同庁の警察犬「ムーンロケット号」が家の床下に隠されていた拳銃や実弾を探り当てた。
組織犯罪対策5課によると、間瀬容疑者は7日、自宅の床下に32口径の回転式拳銃1丁と実弾5発を所持していた疑いがある。
ムーンロケット号は雄のラブラドルレトリバー。銃器と薬物の両方を捜索できる。7日は2階建ての間瀬容疑者宅で、休憩を挟みながら1時間以上かけて1部屋ずつ丁寧に捜索。1階の台所で、床下収納のふたの境目をクンクンと念入りにかいだ末、すっと座り込んで捜査員を見上げた。
座り込むのは、「何かが見つかった」際のサイン。捜査員が床下収納のふたを開け、さらに収納をとり外したところ、拳銃と実弾が見つかったという。
間瀬容疑者の家には過去3回、拳銃が保管されているとの情報を元に警察が家宅捜索したが、一度も見つかっていなかった。今回は火薬などのにおいに敏感な同庁の警察犬「ムーンロケット号」が家の床下に隠されていた拳銃や実弾を探り当てた。
組織犯罪対策5課によると、間瀬容疑者は7日、自宅の床下に32口径の回転式拳銃1丁と実弾5発を所持していた疑いがある。
ムーンロケット号は雄のラブラドルレトリバー。銃器と薬物の両方を捜索できる。7日は2階建ての間瀬容疑者宅で、休憩を挟みながら1時間以上かけて1部屋ずつ丁寧に捜索。1階の台所で、床下収納のふたの境目をクンクンと念入りにかいだ末、すっと座り込んで捜査員を見上げた。
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マンションの一室でサイコロ賭博 胴元と客ら男女14人を逮捕
「賽本引(さいほんびき)」と呼ばれるサイコロ賭博の賭博場を開くなどしたとして、大阪府警捜査4課は9日、賭博開帳図利などの疑いで、胴元の大阪市西成区山王、飲食店経営、田邊隆容疑者(73)ら男女8人を現行犯逮捕し、常習賭博の疑いで、客の男女6人も現行犯逮捕したと発表した。府警は胴元側が得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて詳しく調べている。
田邊容疑者の逮捕容疑は8日午後11時20分ごろ、大阪市天王寺区のマンション一室に賭博場を設け、「賽本引」と呼ばれるサイコロ賭博を行ったとしている。
府警によると、田邊容疑者らは少なくとも約半年前から、たびたびこの部屋に6~10人の客を集めて賭博をさせていたという。
田邊容疑者の逮捕容疑は8日午後11時20分ごろ、大阪市天王寺区のマンション一室に賭博場を設け、「賽本引」と呼ばれるサイコロ賭博を行ったとしている。
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巧妙化する高級車盗 GPS解除…「キープログラマー」悪用
自動車盗の手口が巧妙化し続けている。高級車約400台を盗んだとして、三重県警が昨秋~今春に暴力団組員ら8人を逮捕した事件では、特殊な機器で防犯システムを無力化したり、事前にアラームを解除してから車内に侵入したりするなど、車のセキュリティーを知り尽くした手口が明らかになった。
県警はトヨタランドクルーザーやレクサスなど約400台を盗んだなどとして昨年9月~今年2月、男女8人を逮捕した。被害額は15億~20億円。グループの車から押収したのは「キープログラマー」と呼ばれる手のひらサイズの機器だ。
車にはエンジンやモーターを一元で管理するコンピューターが搭載されている。運転席付近には、コンピューターを外部と接続するコネクターがある。車のIDと鍵のIDが合致しないとエンジンがかからない「イモビライザー」と呼ばれる防犯システムもこのコンピューターで管理される。
県内の整備業者によると、「キープログラマー」は本来、車の整備や合鍵の作成に使う機器だ。コネクターにつないでトラブルの状況を確認したり、車と鍵のIDを書き換えたりする。ネットでも流通している。
グループは、「キープログラマー」をコネクターに接続し、ハッキングしてイモビライザーを解除。自分たちで準備した電子キーをキープログラマーにかざし、電波を読み込ませることで、IDの書き換えもしていたという。本来の「キープログラマー」をイモビライザーの解除に特化させた窃盗仕様のものが流通しているとみられ、グループの1人は「知り合いの暴力団組員から入手した」と話しているという。
県警はトヨタランドクルーザーやレクサスなど約400台を盗んだなどとして昨年9月~今年2月、男女8人を逮捕した。被害額は15億~20億円。グループの車から押収したのは「キープログラマー」と呼ばれる手のひらサイズの機器だ。
車にはエンジンやモーターを一元で管理するコンピューターが搭載されている。運転席付近には、コンピューターを外部と接続するコネクターがある。車のIDと鍵のIDが合致しないとエンジンがかからない「イモビライザー」と呼ばれる防犯システムもこのコンピューターで管理される。
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