強要未遂で山口組系清水一家本部を捜索 利権争い阻止も
静岡県警は30日、静岡市清水区の指定暴力団・六代目山口組系六代目清水一家本部を強要未遂容疑で家宅捜索した。今月24日に清水一家関係者とみられる自称・建設作業員の男(38)が、パチンコ店の店長からスロットマシンの設定を不正に聞きだそうと脅したとして、静岡南署が強要未遂容疑で逮捕したことを受けて行われた。
現在、静岡県内には六代目清水一家や二代目国領屋一家、七代目一力一家、良知組、藤友会、二代目小西一家の山口組直系二次団体が6つ、七代目大場一家、三代目森田一家、東一家の稲川会直系二次団体が3つあるとされ、その配下の100組織を含め、構成員は計1900人いるとされる。
表立った大規模な抗争はないが、県外の山口組の系列組織が資金源目当てに進出をもくろむ動きや、山口組幹部に昇格した二次団体が上納金集めに力を入れている可能性もあるとして、県警は山口組傘下団体への取り締まりを特に強化している。
昨年末には、東京都内を拠点とする山口組の二次団体幹部が県東部に拠点を構え、覚醒剤を資金源に活動を進めていたことが発覚。この組織が拡大する前に幹部や組関係者を逮捕し壊滅に追い込んだ事例もあった。
県警では、「内部抗争でしのぎがなくなり、なりふり構わない事件が発生することも予想されるので、今後さらに対策を強化していく。暴力団排除条例の効果も追い風に、暴力団の弱体化を図っていきたい」と話している。
現在、静岡県内には六代目清水一家や二代目国領屋一家、七代目一力一家、良知組、藤友会、二代目小西一家の山口組直系二次団体が6つ、七代目大場一家、三代目森田一家、東一家の稲川会直系二次団体が3つあるとされ、その配下の100組織を含め、構成員は計1900人いるとされる。
表立った大規模な抗争はないが、県外の山口組の系列組織が資金源目当てに進出をもくろむ動きや、山口組幹部に昇格した二次団体が上納金集めに力を入れている可能性もあるとして、県警は山口組傘下団体への取り締まりを特に強化している。
昨年末には、東京都内を拠点とする山口組の二次団体幹部が県東部に拠点を構え、覚醒剤を資金源に活動を進めていたことが発覚。この組織が拡大する前に幹部や組関係者を逮捕し壊滅に追い込んだ事例もあった。
県警では、「内部抗争でしのぎがなくなり、なりふり構わない事件が発生することも予想されるので、今後さらに対策を強化していく。暴力団排除条例の効果も追い風に、暴力団の弱体化を図っていきたい」と話している。