工事事務所銃撃、犯行の一部始終を防犯カメラ記録/福岡
>>関連記事
北九州市小倉北区大手町の大手ゼネコン「清水建設」工事事務所で9日夜に起きた発砲事件で、犯人の男が室内にいた男性社員(50)に発砲した犯行の一部始終が、防犯カメラに映っていたことがわかった。男は両手で拳銃を胸の前に構え、銃口を社員に向けて1発目を発射。さらに2発撃って逃走した。福岡県警は、指定暴力団・工藤會の犯行とみており、威嚇ではなく殺害目的だったと断定、殺人未遂容疑で捜査している。
捜査関係者が防犯カメラで確認した映像によると、9日午後7時11分頃、上下黒っぽい服装で黒いフルフェースのヘルメットをかぶった男が、1階から階段を上がって最も近くにある事務所2階の扉を突然開けた。
男は受付カウンターの前に立って手袋をした両手で拳銃を構え、テーブルの奥に座っていた社員に向けて4~5メートル離れた位置から発砲。社員がテーブルの下に隠れたため、男は受付の内側に入り込んでさらに至近距離から2発撃った。壁から跳ね返った1発が社員に当たり、腹部に軽傷を負った。
男は無言で、発砲後すぐに現場から逃走。この間、わずか数十秒ほどだったという。県警は防犯カメラの画像の解析を進めている。
清水建設を巡っては過去にも複数回、福岡県内で関係先が発砲されたが、いずれも物的被害だった。捜査幹部は今回の犯行を「工藤會が一線を越えた。これまでの発砲とは次元が違う事件」と指摘しており、県警は異例の大規模捜査を進める方針だ。
福岡県は昨年4月に施行した暴力団排除条例で、暴力団への資金提供を全国で初めて罰則付きで禁じており、県警は工藤會資金源確保に困窮していることが、企業を狙った犯行の背景にあるとみる。
北九州市小倉北区大手町の大手ゼネコン「清水建設」工事事務所で9日夜に起きた発砲事件で、犯人の男が室内にいた男性社員(50)に発砲した犯行の一部始終が、防犯カメラに映っていたことがわかった。男は両手で拳銃を胸の前に構え、銃口を社員に向けて1発目を発射。さらに2発撃って逃走した。福岡県警は、指定暴力団・工藤會の犯行とみており、威嚇ではなく殺害目的だったと断定、殺人未遂容疑で捜査している。
捜査関係者が防犯カメラで確認した映像によると、9日午後7時11分頃、上下黒っぽい服装で黒いフルフェースのヘルメットをかぶった男が、1階から階段を上がって最も近くにある事務所2階の扉を突然開けた。
男は受付カウンターの前に立って手袋をした両手で拳銃を構え、テーブルの奥に座っていた社員に向けて4~5メートル離れた位置から発砲。社員がテーブルの下に隠れたため、男は受付の内側に入り込んでさらに至近距離から2発撃った。壁から跳ね返った1発が社員に当たり、腹部に軽傷を負った。
男は無言で、発砲後すぐに現場から逃走。この間、わずか数十秒ほどだったという。県警は防犯カメラの画像の解析を進めている。
清水建設を巡っては過去にも複数回、福岡県内で関係先が発砲されたが、いずれも物的被害だった。捜査幹部は今回の犯行を「工藤會が一線を越えた。これまでの発砲とは次元が違う事件」と指摘しており、県警は異例の大規模捜査を進める方針だ。
福岡県は昨年4月に施行した暴力団排除条例で、暴力団への資金提供を全国で初めて罰則付きで禁じており、県警は工藤會資金源確保に困窮していることが、企業を狙った犯行の背景にあるとみる。